こちらの本を読みましたので、個人的に参考になったことなど。
スタイリスト・栗原登志恵の10年ワードローブ (美人時間ブック)
- 作者: 栗原登志恵
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2017/03/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
CLASSY、STORY、HERSなどR30以降のコンサバよりのファッション誌でスタイリストをされている方のファッション指南本です。
モデルさんではなく、小柄でどちらかといえばちょっとふくよかなご本人のお写真で構成されているので、現実味があり、縦横デブな私としては、着痩せのコツなど、参考になることがたくさんありました。
まろやかでふくよかな手だからこそ似合うゴージャスな手元の飾り方や、小柄だからこそチャーミングに見えるバランスなど、さすがスタイリストさんだなーという感じ。
特に素敵だなと思ったポイントを以下にあげておきます。
・重心をあげてスタイルをよく見せるにはショートカットとよく言われるけれど、この方はロングヘア。だけど艶があるロングヘアは縦長のラインを強調し、シンプルな服で、襟元の開いたもの(特にドレスシャツをボタン2つくらい外して見たり。)と合わせると、シュッとして見える。
・ロングヘアでなおかつゆるいウェーブがあると揺れができて女らしく見えるだけでなく、まっすぐストレートと比べてほおの肉などが目立ちにくい。
・他方、ロングヘアをまとめず、トップスを首元の詰まったものにすると、顔周りが詰まった感じになり、顔が大きく、首が小さく見えてしまう。
・私は大顔を誤魔化すために、襟元は広く開けて何もつけないようにすることが多いけれど、むしろボリュームのあるファーなどを巻くことによって、顔が小さく見えるだけでなく、重心が上に上がって背が高く見えることも。
・大人がひっつめにしても生活感が出さないようにするのに、イヤリングは有効。(パールのピアス?をとても効果的につけていらした。)
・体型にちゃんと合ったシュッと適度に細身なパンツ(テロテロしすぎず、かと言って厚手でもない素材。濃色)は、変にダボっとゆとりのあるものより断然着痩せする。そういうパンツが1枚あれば、ハイヒールをはかずとも、フラットシューズで十分スタイル良く見えるし、そのほうがこなれ感もでる。私はストレートタイプか細身タイプ、またはセミワイドを選んでいたけれど、この方はテーパードタイプをとても上手に着こなしていらしたので、チャレンジして見たいなと思った。
・シャツスタイルがお似合いだったのだけれど、番手の高い薄くて光沢のあるコットン素材を選んでいるそう。サイズ感も流行りの肩を落としたダボダボタイプではなく、程よくウェストが絞られてフィットしているものを選んでいるみたい。きちんとしたシーンではそのほうがやっぱりさまになるし、流行ではないけれど流行遅れにも見えなかったから真似したい。日本では小さな襟のほうが小粋とされるし、襟立てももうアウトと言われているけれど、やっぱり適度な大きさの襟で襟を立てたほうが小顔に見えるなあとも思った。
・一番好きだなと思ったコーディネートは紺のVネックニットの襟元と袖もとに白シャツを効かせたもの。パンツは同色。バッグは黒の柔らかそうな革にゴールドだった。
・何より笑顔が可愛らしくて、またおしゃれを心から楽しんでいらっしゃる姿が魅力的で、忘れかけてた何かを思い出させられました。数を減らすことばかり考えていたけど、楽しむために減らすのであって、減らすことを目的化しちゃだめだなあと反省。