読んだ本の整理をしているので、読書感想が続いています。
今回は「暮らしのおへそ」
このシリーすは人がどんな風に考えて、どんな風な普段の生活をしているかが写真付きでわかるので面白いです。
生活に関するものを作ったり売っている人と、有名人、出版業界周りの人の話が多く、いわゆる会社員生活をしている人しか周りにいない私にはとても新鮮だったりもします。
Vol.20の巻頭は室井滋さん。
自由に軽やかに生きている姿がとても素敵でした。
この巻で印象的だったのは伊藤まさこさんのお話でした。
・やらないことをきめたらやりたいことがくっきり見えた。
・きょうは何もしないときめたらパチリとスイッチを切ってしまい、やりかけの家事や仕事もかんぜんにやめて完全休業。
・これはやらない、ここまではやらないと決めることは自分を大事にすること。
・自分でやらずプロに任せ、任せた仕事には口出ししない。
・洋服も見立ててもらってました。
・合理的に暮らす。
・2週間に一度美容院と洗車に行く(洗車に出している間に美容院)
・移動中の車内で仕事を片付ける
・雑巾は使わないで使い捨て。
・たくさん仕事をしてたくさん遊ぶ。
などなど。
なんというか、批判や出費も覚悟の上、自分で選択し、自分の選択に覚悟を持って暮らしている感じがありました。
割り切り方の潔さもすごいなと思いました。
私は人に委せきれず、あれこれ口出ししたくなったりしがちだし、デメリットもわかった上、熟考のすえ決めた選択であっても、そのデメリットにぶち当たると損した気分になったりくよくよ落ち込んだりしがちです。
それで心をわずらわしたところで、どうにもならず、どうせ時間と心の無駄遣いになるだけなのに…。
100%思う通りになることなど世の中にはないのだから、自分の選択にあるリスクやデメリットは引き受けて当たり前なんですよね。
そのことにはっとさせられました。