1年間服とコスメを買わないという目標を無事クリアしたので、今日はその感想を。
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自分の消費ペースがわかったのは大きな収穫だった。
服もコスメも1年買わなくても、足りなくなることは皆無。コスメは一年あたり、1アイテム1個消費するかどうかと言ったペースなので、ストック買いはやめるべきだと感じた。
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とにかく使い切って数を減らしたかったのだけど、一定数以上持っていると、服もコスメも循環しなくなる。体感的には、服は60枚超えると一気に消費しきれなくなる感じ。コスメも物にもよるけど、同種アイテムが3つ以上あると(例えばリキッドファンデ3個とか)、消費期限内に使いきれないものが確実に出てくる。
ということは手持ちの数は常にこれ以下にすべきなのだろう。
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1年間新しい服がゼロだと、ちょっと今風ではないな、お洒落じゃないなと感じる時もあり、服を着て気分が上がる回数が激減し、逆にテンション下がることが増えた。例え定番でも毎年少しずつ変わるものなので、1シーズンに少なくとも1アイテムは1in1outさせて、ワードローブを循環させるのが良いと思ったし、それができるくらいの使用頻度を保てる量が自分のベストだと思った。
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完全な私服やメイクの制服化、パターン化は、頭を使わなくて楽な反面、倦怠期(どの服やコスメ身に纏ってもちっとも楽しくなくて気分が下がる)も定期的に訪れた。
そうなると単にメイクや服がつまらないというだけでなく、その格好で過ごす時間全部が退屈に感じられてしまって、生活の満足度が下がったように思う。
人によって感じ方は様々だろうけど、面倒くさがりだけど飽きっぽい私の場合は楽7:苦3という感じ。なので、制服7:変化球3で、なおかつそれらが停滞せずに循環できる量が適正量なのだなと感じた。実現させるのは難しいのだけど今年はそこに挑戦したい。
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メイクに関しては、どうせ肌や唇の地の色の影響を受けるので、新発売の色でないからといって、あからさまに古びて見えたりはしなかった。明らかに時代遅れのものは別だろうけど、消費期限のあるものだから流石にそれは持ってないし。
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とはいえ、メイクも1パターンだと飽き、新鮮味が欲しくなるのは確か。だから1シーズンに1つくらいは流行の遊びがあってもよいと思った。でもそれは、飽きたら罪悪感を感じず処分できる価格のものが良さそう。
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買わないと決めたら、デパートやバラエティショップに行く時間がものすごく減った。
買う/買わない、買うとてどれを買うか、と言った選択かかる時間が一気にゼロになった。だから他にやりたいこと、やれることがある人だったら1年買わないと割り切るのはとても有効だと思う。
ただ散財がストレス解消法&暇つぶしが欲しくて仕方ない私の場合は、時間やお金の無駄遣いをしなくなったかというと、その分電子書籍の購入に時間とお金を使ってしまっていた。情けない。
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とは言え、デパートやバラエティショップに行かないことで、余計な情報をシャットダウンでき、結果的に余計なものを買わないですんだ気はする。だから買わないためには、行かない、見ないって大事だなと思った。行ってものをみちゃうとどうしても欲しくなったりするので。
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複数持つと手に余るものもあれば、複数あった方が断然便利なものもあるから、形式的に何でもかんでも1つだけと決めるのが良い訳ではない。
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毎日の服選びにおいても、コスメ選びにおいても、自分の癖というのは存在するから、癖を無視した揃え方をしても破綻する。私の場合、毎日白シャツで生活したいなどと理想を掲げても、何も考えられないだるい冬の朝になんとなく手を伸ばす服は結局黒いニット(汚れが目立たず肩周りが楽)だったりした。こういうアイテムを制服化し、そこからワードローブを発展させるのが良いのだろう。
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使い切れた服やコスメは正直いうとそんなにないけど、新しいものを買わないことで、手持ちの物を否応なく使うことになった。その結果
・着ても/メイクしてもなんだか楽しくない
・これしかないのに、それでも手が伸びない
というアイテムが浮き彫りになり、断捨離しても良いと諦めがついた。
おかげで、完璧ではないけれど、まあまあクローゼットもコスメ棚もすっきりした。
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1年も買わなければ、コスメ、ファッションへの興味自体が薄れるのではないかな?と若干期待していたのですが、実際のところ飢餓感がすごいので、結局好きなものは好きなんですね。物欲からの解脱はできなかったので、せめては賢く物欲と付き合っていけるようになりたいです。これが2020年の目標かな。
という感じです。荒療治でしたが、やってよかったなと今は思っています。リバウンドがちょっと怖いけど。