こちらの本を読みました。
たまたま図書館で見かけて久しぶりに読みました。
アーユルヴェーダに興味を持ったのは、実はかなり前。
病気がわかる前の不調時に、なんとかしたくて色々読んでいたころ、冷えとり生活でよく名前をお見かけした服部みれいさんが、上記の本の著者のクリニックの浄化プログラム?みたいなのの体験を書いていらして興味を持ったんです。
(確か下記のどっちかで書いていらしたと思います。)
あたらしい自分になる本 増補版: SELF CLEANING BOOK (ちくま文庫)
- 作者: 服部みれい
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2016/07/06
- メディア: 文庫
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自由な自分になる本 増補版: SELF CLEANING BOOK 2 (ちくま文庫)
- 作者: 服部みれい
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2017/03/08
- メディア: 文庫
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とにかく不調が続いたので、わらにもすがる思いで著者のアーユルヴェーダのクリニックにも行ったのですが、その後結局病気で、毒素がどうこうとか浄化なんて言っていられなくなって、そのままになっていました。
ようやく社会復帰もできたけれど、未だに好不調の波が激しい今こそ、生活改善に繋がるアイディアが欲しいなと思っていたところ、図書館でパッと目に飛び込んできたのがこの本。
アーユルヴェーダでは、人の体質を、ヴェーダ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)に分類して、その組み合わせで判断するそうで、私は、自分が太くて鈍重だというコンプレックスが強かったので、カパかと思っていたのですが、著者の診断ではヴェーダで驚いた記憶があります。
性格診断的な要素は、ちょっとした占いみたいな感覚で聞き流していたのですが、言われてみれば、ってところも多くて面白かったな。お金と時間に余裕ができたら、アーユルヴェーダのマッサージは一度受けてみたいなあなんて思います。
以下はこの本を読んで気になったTips。
正直、現代日本社会でそれをするのはちょっと難しいんじゃないかな、みたいな生活改善法もあるにはあるのですが、それでも取り入れられそうなものもあったので、やれるところからやってみようと思います。
・一気に変えようとすると反動がくるから、少しずつ自分の体質に良いところを取り入れ、少しずつ自分の体質に悪いものを改善していくようにする。(本当は自分にはあってないこと(「毒素」と書いてありました)でも、今の自分にとってはそれもまた体や自分の一部になっているから、急激に取り除いてしまうと、それはそれでストレスになる、とありました。
ダイエットで不要な脂肪を急激に取り除こうとしてはリバウンドしている私には、ちょっと耳が痛い話でもありました。
・元々ゆっくり物事を処理する方が向いている人が、大人になってテキパキ処理できるようになることを、成長ということもできるが、もしかしたら元々の体質的にはやっぱりゆっくり処理する方が向いている可能性もある、みたいなことがある。と言ったことが書いてありました。
大人になって、「仮の人格」「仕事用の自分」みたいなのを作って、無理している部分があったかもしれないな、と思いました。子供の頃や、あんまりストレスを感じてなかった頃の自分ってどんなだったか思い出してみると、意外と良いのかもしれないと感じました。
・私は前述の通り意外にも体質はヴィータ、でもヴィーダが乱れて過剰になり、そのことで食生活などが乱れ、結果カッパも乱れて過剰になっている状態、というのが当時の見立てだった気がします。多分今も感覚的にはそんな感じ。
読んでてその頃受けたアドバイスと重なる部分が結構あったので、良い機会だから、取り入れられそうなアドバイスを以下にメモっておきます。本では二週間の計画を細かに書いてあるので、しっかり実践するなら、その流れでやった方が良いのかもしれませんが、私はあくまでゆるーく考えていこうと思います。
ヴァータが乱れている時の対策
・就寝時間を少し早くする。(理想の22:30までの就寝はちょっと無理だけど。)
・起床後、まず50〜60度のコップいっぱいの白湯。(著者のクリニックで出された白湯は五臓六腑に染み渡る美味しさでしたが、家で実践しようと思ったら、朝の私は、カフェインはスルスルと喉を通るのに、なんとお白湯を受け付けない体になってました…!重症だな。)
・毎食温かいスープを最初に飲む。
・冷たい飲み物を控えて温かい飲み物を飲む。
・空腹時は温めた牛乳を飲む。
・精白小麦をイースト発酵させたパンを避ける。(大好物だからなあ…。)
・料理にスパイスを取り入れる(特にクミン、フェンネル、カルダモン)
・ギーでよく炒めたにんにくを取り入れる。(ギーは難易度高いけどにんにくなら…)
・午後3時以降のカフェインを控える。
・16〜18時に30分ほどの休憩をする。できれば入浴。または軽い柔軟体操。
・食後は椅子で10分間の休憩
・夕方疲れているのであれば20分以内の仮眠をとる。(ただし、上半身は起こしておく。)
・オイルマッサージを取り入れる。頭、足、おでこ
・疲れて注意力が途切れてきたら、一旦やめて気分転換し、別のことをする。(そういえば、同じことをずーっとしているとストレスがたまるタイプ、と言われた覚えがあります。)(今の仕事が延々と同じ作業をずーっとやり続けるタイプの仕事で、そういうことができるのが立派な大人、みたいな意識もあったのですが、それだけが正解じゃなくてよかったんだなと、ホッとしてます。)
・一度にあまりにたくさんのことを掛け持ちにしない。
・テレビや音楽の音量を下げる。
・気温や気圧の変動に注意深く対応する。(確かに気候の変動の影響を受けやすいです)
・照明やカーテンの色を明るくする。(薄暗い部屋の方がおしゃれだと思ってたけど、やめます。確かに私には合わなかった。)
・部屋の湿度を適切に保つ。(私は乾燥させすぎかも?)
・部屋に観葉植物を取り入れる。(緑色が精神を落ち着かせるらしい)
・甘い香りのアロマ(ラベンダー、ローマンカモミール、スイートオレンジなど)を嗅ぐ。
カッパが乱れている時の対策
・起床時間を少し早める。できれば朝シャワーか軽い散歩
・起床後、まず白湯。
・食事中にもコップ一杯の白湯。
・朝食は野菜のスープか味噌汁だけ。朝はできれば白湯だけに。
・夕食の米や小麦粉、パスタを控える。食べるなら日本そば。
・夕食に蒸した緑の野菜を多めに食べる(小松菜、アスパラガス、インゲン、さやえんどう、キャベツなど)
・夕食は20時まで。
・砂糖を使ったお菓子を控える。
・古い揚げ物を食べない。
・乳脂肪を控える。
・大豆と大豆製品を控える(ヴァータ体質も。)
・生姜や黒胡椒を取り入れる。味噌汁やスープなど。
・熱めの麦茶を飲む。
・ウォーキング(30〜1時間、早歩きのウォーキング。食後に20分程度の散歩)
・部屋の掃除。断捨離。部屋の空気を入れ替える。
・日中ゴロゴロせずに体を動かす。
・何か一つ新しいことを取り入れる。
・一日1度は外出する。できるだけ朝の6時〜10時の間に。
・半身浴(朝でも夕方でも。)
・髪を洗ったらすぐに乾かす。
・想いを文章に書き出す。
・自分の決めたことを誰かに同意してもらう。(これもクリニックで言われたアドバイス。私は不安になりやすいタイプなので、誰かにOKを出してもらうとそれだけでホッとするみたい。)