断捨離関係の記事を読んでいると失敗例があまりないようなので、過去の反省を込めて、私の失敗を記そうと思います。
数度に渡って断捨離して、後悔しているものがあります。
それは何かと言うと1.5軍の服。
また、私の場合捨てて後悔したのは具体的にはこんな感じです。
・ドレスアップが必要な場面には使えないちょっとカジュアルだけど、逆に汚れを気にせず気負わず、何も考えずにパッと着られるワンピース数枚
・たくさん持っているからといって処分してしまった古くなった黒のVネックカットソー、Vネックニット、タートルネック
・着すぎてちょっとくたびれたジャージースカート
その共通項は何かと言うと、着古してはいるけれど、使用頻度が高い服という点。1軍服として超愛用していたし、消耗してからもなおよく着ていたけれど、消耗しているから1.5軍認定した服たちです。(着古してしまって使わなくなった服、ではなく。)
断捨離した時点では、もう古くなっちゃったから捨てても惜しくないや、必要になったら新しいのを買えば良い、と思ってました。
ではなぜ後悔しているのか。
それは、この1.5軍を断捨離してしまったせいで、1軍の服の消耗が激しくなり、替えが必要になったのに見つからず、結局適当なものを繋ぎ服として買い足さなければならなくなったからです。
断捨離の本では「2軍の服は捨てろ。1軍の服だけで過ごした方が幸せ。使い切ったら買い替えばよい」という感じのことが書かれています。
でも、私は長身のうえデブ。
普段からサイジングがぴったりあう服を探すのがとっても大変。
その上、ここ数年のバルーン型シルエットが壊滅的に似合いません。
とどうなるか。1軍の服がボロボロになったので買い換えようとあちこちのお店をものすごい時間をかけて回っても、買いたいと思える程度に似合う服が全然ないのです。
でも、もう1軍の服はきちんとした場面に使えるような状態ではない…。ということで中途半端な服をその場しのぎで妥協して買わざるを得ず、でもその場しのぎで買った服なので、結局気に入らず、その服がまた断捨離対象になるという悪循環が生まれているのです。
そう、平均的な体型で服選びに困らない人ならともかく、なんらかのコンプレックスがあったり流行と自分の体型がマッチしなかったりする場合は、「替えが見つかるまでの繋ぎ服」がどうしても必要になるんです。
体型に難がある場合「使い切ったら買えば良い」は成り立たないのです。
むしろちゃんと替えが見つかってから断捨離するべきだった、と反省しています。
また、病気で体が不自由なこともあって、ものをこぼしたりして服を汚すこともしょっちゅうなのに、普段着として一軍服を着る生活を試したところ、あっという間に一軍服がダメにしてしまうし、服に気を遣わなければならないことにすごくストレスを感じました。
休職中ということもあって、必要な服は超一軍の服よりも、とにかく服のことを気にせず気楽に着られる普段着だったんです。
だけどそういう普段着は一切合切断捨離してしまった結果、慌てて普段着も買い足さざるをえず、無駄な出費がかさんでしまいました。
普段着であるならば、気を遣う超一軍や、あるいは新しくても似合わなかったりする服よりも、多少着古していても、自分が気に入っていて着心地の良い服の方が気楽で気持ちよく時間を過ごせるんですよね。
それに無駄に新しい服を買うより断然節約になります。
そう、世の中、立派な1軍服だけで過ごせる人ばかりじゃない。
気負わずに着られる1.5軍服が必要な生活状況の人もいるんです。
自分の生活状況を見極めずに、1軍だけで…なんて思ったのが間違いの元でした。
というわけで、使ってない服は断捨離しても後悔しないけれど、断捨離時に使用頻度の高い服は、ちょっと着古しているからといって安易に捨てると後悔するかもね、
というお話でした。
あ、でも2軍服(服の状態や値段に関係なく、実際の使用頻度が低い服)は処分しても後悔することはありませんでしたし、なんなら何を持っていたかも思い出さないくらいです。なので、捨てるかどうか迷ったら、服の状態がどうこうというより、その時の使用頻度で判断するのも私の場合は一つの手かななんて思いました。