4月は処分するか迷った下記の服だけで、1ヶ月間過ごすことにチャレンジしてみました。
1白のパーカ(ユニクロブロックテックフリースパーカ)
2ネイビーのニットジャケット(無印)
3白のVネックニット(ユニクロ)
4白のVネックカットソー(スリードッツ)
5白のVネックTシャツ(ユニクロ)
6白のシャツ(ユニクロ)
7白のシャツ(ユニクロ)
8ネイビーのアンクルパンツ(ユニクロ)
9ネイビーのワイドパンツ(ユニクロ)
10ネイビーのジャージースカート
プラス小物として
1グレーのバレエシューズ
2ネイビーの合皮のウェッジパンプス
以前書いていた時は11枚でしたが、早い段階でダメにしたものがあったため上記の通りとなりました。
なお、正直にいうと何度か上記服じゃやってられないわ!となって浮気したことがあります。
今日はその振り返り。
まず、着る服の数を絞ったことによる利点について。
- 同じ服を短いスパンで高い頻度で着ることで、その服のどこがどう良いか、悪いかなどが熟慮でき、今後の買い物の参考になりそうな気付きがたくさんあった。
- 選択肢が少ないから服選びにかかる時間が短くなった。楽。とにかく楽。
- 選択肢が少ない中で、同じ服を高い頻度で着るので、着こなし方や服の組み合わせに頭を使えるようになった。おしゃれのトレーニングになり、結果として着こなしの幅が広がった。
- 意外と少ない服でも十分やっていけるということが、頭ではなく肌身で感じられた。
- 使う服を絞ったことによって不自由が生じたこともあったが、それによって逆に今の自分に本当に必要なものがどんなものかよくわかった。
- 断捨離するかどうか迷っていた服を捨てる(or手元に残す)決心がついた。(今回選んだ服は全部断捨離するかどうかの境界線上のもの)
- 今回は2軍服ばかり着たので、その分一軍服の寿命が伸びた。(多分。)
次に1、や4でいう具体的な気付きについてですが、私の場合は、こんなことに気がつきました。
- 小物は大事。小物で主義主張、目指す方向性や格を表現しないと、もっさりして見える。
- 私の手持ちの服に足りないのは、エレガントな品格トップス(特に白。次点で黒)。コットン100%にこだわるとニットであろうがカットソーであろうがカジュアルになりすぎる(特に白)から化繊で良いものを探す。
- 部屋着やワンマイルウェアが白だと、たとえ安物でも気を遣ってしまう。特に料理時。となるとコットン100%の白のカットソーって出番がとても限られる。だから今後は数は増やさないし予算もかけない。使うとしてもニットを重ねて白をチラ見せする程度だから安物で良い。
- シャツインしにくいボトムスは使用頻度が低くなる。今後はそういう服は買わない。
- 白シャツは物によってはだらしないおじさん風になってしまうから素材感大事。ノーアイロンで着心地が良くて速乾タイプということで飛びついた今回のシャツは、私には合わなかった。コットンの割合が高い、高番手のブロード生地のが良さそう。
- ネイビーを無理に排除する必要はないのでは?という気がしてきた。ミニマリストっぽいファッションマニュアル通り、色を厳選しようと思ったのだけれど別にそこまで服を減らす必要はなかったし、今回ネイビーのジャケットとアンクルパンツは大活躍してた。
- ニットジャージージャケットは優秀。アウターがわりに使えるし、柔らかくてかさばらないからバッグにも入れられるし、ジャージー感覚で着られて肩が楽。色違いも買っておくんだった…。パーカを羽織るのが流行していた時ならいざ知らず、大人のはおりものとして便利なのはジャケット>パーカな気がする。使い倒して今季で処分しようと思ってたけど、大事に使おうと思うし、毎春悩む「この時期何を羽織れば良いんだ」問題の答えとして、来期はニットジャージージャケットを探す。
- ユニクロのアウターはボックスシルエットのものが多くて、私にはあまり合わない。ブロックテックで裏地フリースで優秀!と飛びついたパーカだったけど、もさっと着太りしてしまうので、出番がなかなかなかった。機能自体は優秀だけど、せっかく高めの襟ぐりになっていてもダボっとゆるいので風が入ってきたりと、価格の割には優秀でも、アウトドア製品と比べるといまいちだったりも。ただ春先は明るい色のジャケット丈のアウターで防風タイプのものがあると便利ではあるので、予算は張ってもベストなものを買い直そうと思う。これからはユニクロで買うものはもっと厳選しないとと反省。
- カットソーだとカジュアルすぎるからと買った白のニットだったけど、ニットも所詮はカジュアル。きちんとは見えにくい。特にユニクロのコットン100%のものはハイゲージでもそこまでハイゲージではないし、身幅がゆったりしているし、私が着るともさく見えやすいオフホワイトだからあまり合わない。それでもニットが必要だと思った理由が、シャツインできないボトムスに合わせるためだったから、やっぱりそういうボトムス自体を排除すべきだと思った。
- 処分しようと思ってたメンズのコットンのスマートアンクルパンツが何気に着痩せすることに改めて気が付いた。お尻のラインが丸くて高く見えるから着痩せする。ここまでシルエットが合うものもなかなかないので断捨離しなくて良い気が…。パンツはブランドや値段よりパターンが自分の体型に合うかどうかの方が大事。
- ジャージースカートはタイツを履かない季節になった途端スカート自体の出番が減るため、ほとんど使わなかった。部屋着として着るならスカートよりガウチョの方が股擦れしなくて楽。だからスカートの数は少なくて良い。
- ジャージースカート、色違いの黒はものすごく重宝したのに、ネイビーの方は今回も結局ほとんど使わなかった。理由はシャツインできないデザインで、なおかつネイビーの中でも黒と相性が悪いネイビーで、かつ白のトップスで良いものを持っていなかったからだと思う。という訳で、今後ボトムス選びの条件は、黒いトップスと合うこと&シャツインできることを条件にしようと思う。
- 裾がたっぷりのワイドパンツ、ワイドパンツ自体は好みだけど、裾がひらひらしすぎて、トイレが大変だったり階段で裾を巻き込みそうになって危険だったりした。次買うならもう少し硬めの素材のセミワイドで、裾がシングルのものを買う(ダブルだとヒールが引っかかる)。またネイビーだとプライベートで着るには少々制服感が強すぎたから、色はそれ以外にする。
- 白は消耗品。まめに洗ってもやっぱり駄目になりやすい。だから白シャツも高いものを買うより、適度な価格のものをまめに買い換える方が良い。
- 洋服のことを考えるのが面倒な日が多々あって、そういう時はガバッとかぶれるワンピースがとても恋しくなった。私にはワンピースはやっぱり必要。
- ダウナーな気分の時や生理時は、黒のガウチョやヨガパンツ、黒のワンピース、黒のカットソーがとても恋しくなった。私のベースはやっぱり黒。特に部屋着は汚れが気にならない&下着を気にしなくて良い黒が良い。
- (番外だけど)白いバッグは優秀!アクセントにもなるしベースカラーとしても服と調和する。
- 白のスニーカーかスリッポン、ローファーが欲しかった。冬靴とサンダルの端境期に白い靴があると便利だなと思った。バッグとも色合わせできるし。
- 今回断捨離するかどうか迷った対象になった服は、パーソナルカラーだの流行だの色の印象だのを戦略的に頭で考えた上で取り入れたものばかり。だからいまいち愛情が薄かった。私の場合は頭で考えるより、ときめき重視で服を選んだ方が良いのかも。
- 今回選んだ10着はどれも日常着。でもちょっと誰かと合うときにも引け目を感じ(特にトップス)、晴れの日の服が必要になった。だから晴れの日の服はやっぱり断捨離すべきではないし、晴れの日以外でも引け目を感じずにすむように、日常着のトップスの底上げも必要。
- 他方で日常着と部屋着は別物だなと。炊事や掃除をしても気を使わない色、生理で寝込んでも気を使わない色、服のまま寝込んでも苦しくない素材じゃないと部屋着としては使えない。(逆に言えば、自分のベースの服をそういう色と素材にしてしまえば良いとも。私の場合は黒のコットンカットソーと黒のガウチョになりそう。)
- 個別の服でいうと、ニットジャケットとアンクルパンツは1軍へ引き上げ。今後も大事に着る。他のアイテムはガンガン着倒し、帰省時に利用する(いざとなったら実家においていっても捨てても良い)。
- バレエシューズは似合わない。持ち運び用としては便利だけど無理して履かなくて良い。私の定番にはならない。
- 軽い合皮のパンプスは雨の日にも気にならないし、持ち運びも楽で意外と重宝する。立派な革靴以外の気軽な靴がある安心感って確かにある。
このあたりの判断は人それぞれの背格好や顔立ち、好みのファッション、ライフスタイルなどによって色々だと思いますが、服の数を絞って生活することで、自分のルックスやライフスタイルに合うものや自分の好みがわかりやすくなったのは確か。
だから、もしお洋服にモヤモヤしたものを感じていらっしゃるなら、新しい服を買ったりする前に、まずは手持ちの服で試してみるのも面白いと思います。
たった1か月でも効果ありますし、手持ちの服だけでやりくりするだけなので、お金はかかりませんしね。