出版年が2013年なのでちょっと古くはあるのですが、発売当時、愛読していた雑誌OGGIのスタイリングをされていた(今はDOMANIかな?)スタイリストさんの本です。
辛口でこなれたスタイリングが素敵だなと思っていたので、読んでみました。
ファッション指南本、大好きでかなり読んでいるのですが、この本の特徴は
・OGGIテイスト
OGGIはビジネスパーソン向けのスタイリングが比較的多い中で、こちらはその中でもお仕事服というより休日の辛口こなれカジュアルテイストが多めです。
私は骨格診断ストレート、パーソナルカラーが冬、似合うファッションも割とフォーマルより、ということで、緩めのカジュアルテイストが苦手。
でも休日までかっちりしていると野暮ったいんですよね。
この本は、そういう辛口めのファッションが得意な人が休日に取り入れやすい着崩し方やスタイリングが比較的多いように思います。
・着崩しのテクについて、いろんなテクを紹介するだけでなくやり方まで丁寧に1つずつ書いてある。
例えば単にシャツの袖をまくるとこなれる!というだけではなく、こなれて見えるシャツの袖の折り方まで丁寧に説明してくれています。
・1つの写真に対して、どこをどう工夫したか説明してあるページが比較的多い。
写真をみて素敵だなと思っても、じっくり検討しないと、どこが素敵だと見えるポイントなのかわからないままだったりします。
この本は、おしゃれな人はどこにこだわってスタイリングしているか、までちゃんと説明してくれています。
個人的に良いな、気になるなと思った点を以下羅列します。
・エルメスの香水「ジュールドゥエルメス」(好きだったことを思い出しました。お仕事むきかも)
・ニット下のシャツの襟を立てる時はシャツのボタンを多めに開けておく
・ジャケット下のシャツの襟を立てる時はジャケットの襟も立てる
・シャツの袖をおる時はカフスの角を折り返して立体感を出す
・インナーのチラ見せは襟元1cm裾は3cm袖は1.5cm。
・ジャケットの袖をたくし上げる時にシリコンゴムを使うとずり落ちない
・カーディガンを羽織ったり巻いたりする時の結び目を真ん中からずらす
・パンツをブーツインする時は、パンツの裾を靴下の下に
・シルバーとゴールドのコンビアクセサリーを持っておくと、地金の色が違うアイテムを使うときのつなぎになる
・フープピアスが1つあるとそれだけで一気に雰囲気が変わる!
・バッグの中身をベージュで統一(私は人のバッグの中身を見るのが好きなのですが、すごくおしゃれだなと思いました。)
・ギャップのTシャツ(ここ10年、ユニクロ、無印、GU、スリードッツ、プチバトーでしか探してなかったのですが、そういえばギャップのTシャツも定番だったなと)