こざっぱり!

自分を変えようと奮闘中の闘病中R50独身女。ひっそり楽しくこざっぱり暮らしたい。体調変動が激しいので、投稿には波もあるし予約投稿も多いです。反応のタイムラグはごめんなさい。

初めてのバレエ鑑賞

かなり前のことにはなりますが、初めてバレエ鑑賞をして楽しかったので、忘れないうちに覚書を。

 

1 どうやって公演を選んだ?

今までの観劇などの経験からすると、私の場合初回の出会いがいまいちだと、その分野自体を避けてしまう危険がありました。

なので初めてのバレエ鑑賞は、初めてだからこそ、なるべく評価の高いバレエ団&ダンサーで観たいと思いました。

とはいえ、バレエは大人になってから軽く習った程度&今はやっていないので、注目のバレエ団もダンサーも全く知らない状態。ネットで「2018年 バレエ 来日」などと検索かけて出てきたものがいくつかあるものの、いまいちよくわからず。

と、そんな話を以前のバレエ仲間にしたところ、その時点で来日が決まっていたバーミンガム・ロイヤル・バレエの公演をオススメされました。

 

2 演目の選び方

そのバレエ団は今回複数の演目もやっていたのですが、「素人は、筋書きと登場人物をすでに知っている演目の方が良いよ」というアドバイスを受け「眠りの森の美女」を観ることに。

このアドバイス、めちゃくちゃ助かりました。バレエってセリフがない代わり、例えば求愛のポーズはこれ、みたいなマイムがいくつもあるようで、その知識がある人がみれば、ああ今は求愛しているんだな、とわかるのでしょうが、知らないと何やっているのかよくわからなかったりするんです。

でも、筋書きを知っていると、今は多分嘆いているシーンなんだろうなということは推測できるので、そこから逆に、なるほど嘆きを表すために、こんな振り付けにするとは…!などと楽しめました。

登場人物にしても、あからさまに衣装でわかる人ばかりではないので、これまた知っておくと便利。

今このタイミングで出てくるからこの人は妖精役なんだろうな→なるほど妖精っぽさを表すためにこういう動きをするのか。なんて感じで鑑賞できます。

なので、今後もし筋書きを知らない演目を観る機会があったら、事前にストーリーと登場人物は把握しておくと便利だと思いました。

 

3 誰バージョンを観る?

さらに同じ演目でも日によって主役をはる人が変わってたりします。

どうせ同じ金額払うんだったら、より良い人が観たいなあ、でも名前観てもどっちが評価の高い人なのかがわからないぞ…となっていたところ、前述の知人から「会員先行発売での売れ行きみれば人気は一発でわかるよ」と。

ちなみに今回は「オーロラ姫が当たり役のコジョカル版で是非観ては」とおすすめされたので、そちらにしました。

 

4 どうやってチケットを手に入れる?

今回は公式サイトからチケットを一般発売で買いました。

5月の公演のものなのに、確かチケットの発売は1月頃だったような。かなり前からチェックしてないとダメということですね。

どうしても行きたい、良い席で観たいということであれば、そういった販売をしているところの会員になる必要があるみたいです。

今回は一般発売で買ったので、発売直後とはいえ良い席は大分埋まっていました。

 

そんなに先の予定なんてわからないよ…という人もいるかと思います。私も仕事をしていたときはそうでした。そんな場合はチケット交換サイトなどを利用するのも手だよと、くだんの仲間からおすすめされました。

講演直前になって行けなくなった人同士での交換サイト(ダフ屋などが横行しないよう価格の上限もちゃんと決まっていたりするらしい)みたいなのがあるそうで。

ただそうは言っても、人気講演は争奪戦になったり条件が厳しかったりもするようなので、初心者の私は今回はパスしました。

 

5 座席はどうする?

これも最初だからこそ良い席で、と最初は意気込んでいたのですが、前述の通り、観やすそうな席はすでに押さえられていました。

であるならば、逆に一番安い席でどれくらい観られるのか、試してみても良いかな?と思い直しました。

今回はそういうわけで、5階最後列を選んだのですが、裸眼で足元の動きは見れました。が、周りはオペラグラス(レンタルもしてたような?)を使っている人が多かったです。指先や表情までみたいということであればやはり前の方が良さそうですが、舞台全体が見られるし、案外後ろも良いなと思いました。

また、私は突然体調が悪くなることがあるのですが、最後列の端っこ、ドア付近なら、万が一何かあって外に出なくてはならなくなったとしても、周りへの迷惑を最小限に留められるかなと思いました。(もちろん予め体調が悪ければ自粛します。あくまで不意打ちで急変した場合の話です。)そういう意味では安い後列席には安い後列席なりのメリットがあるなあという感じ。

失敗したなと思ったのは、正面席を選ばなかったこと。舞台の端っこが一部見難かったのと、首をずっと同じ方向に捻るのがちょっと疲れました。オケの音の歪みはそれほど気にならなかったのですが…。

 

6 注意点&反省点

・トイレ問題

ただでさえ女性トイレは混むのですが、バレエはやはり女性客が多いため、トイレの列が大渋滞。会場内のトイレを済ませるなら早めに入った方が良さそうです。予想はしていたので、近隣の商業スペースで済ませようかと思ったのですが、今回は場所が上野ということもって近隣のトイレも激混みでした。

・休日の上野の混雑を舐めてはいけない。

今回は午後の講演だったので早めに上野に行って、上野駅周辺で時間調整を兼ねてお昼を食べてから会場に向かう予定でした。

が、美術館博物館シャンシャンが大人気の動物園、ちょっと先にはアメ横…と観光スポット目白押しの上野が混まないわけがありませんよね。駅構内含めて、どこも行列で途方にくれました。

しかも5月とはいえ日差しが強く、緑が多いので虫も多く、野外でのピクニック気分のランチなんていうのもとても無理。

会場内のロビーの椅子で食事している人もいましたが、椅子の数が少なくて、結局座れずじまいでした。

・腰痛対策

腰痛持ちなので、飛行機などで使うピローを持っていくか、ロキソニンテープをはるなどしておけばよかったなあと。休憩時間ごとにストレッチして耐え忍びましたが、公演終了時には腰が限界を迎えていました。

・寒い!

普段は汗っかきなので薄着なのですが、長時間座ったままというのもあって、冷えが気になりました。長袖のはおりものをきた上、ストールをまいてしのぎました。持っていってよかったなあと思います。5月だから冷房もまだそれほどではないだろうと油断していましたが座りっぱなしを舐めてはいけないですね。

・時計に注意

普段使っている時計が、スマホと連動してしょっちゅう通知音を流すのですが、その止め方をちゃんと調べてなかったので、今回は時計を持っていけませんでした。不便だったので、次回までに使い方を覚えようと思います。

・パンフレット

どうせ見直さないし場所をとるから、というのと開場前にトイレ問題で時間を食って買い損ねてしまったのですが、馴染みのない演目だったら開場前に買って読んでいたほうが断然楽しめるだろうなあという気がしました。

・バッグ

ものすごい量のパンフレットのセットが配布されるので、持ち帰って眺めたいならA4サイズが入るバッグ、あるいはサブバッグを持っていくと良いなと思いました。

くだんのバレエ仲間曰く、次の公演情報は、行った公演でもらったパンフでチェックすると良いとのことだったので。

詳しくない分野の情報を集めるには確かに有効だなと思います。

 

 

*****

ちなみに公演自体はとても楽しかったです!

わかりやすい演目&わかりやすい演出&よく知っている音楽ということで、「なんだこれは??」となる部分がなかったのがよかったみたい。

綺麗な衣装をきた綺麗な人が作り出す世界にときめきました。子供の頃観たかったなとも思いましたけど。

コジョカル単独で観ているととても可憐なのですが、相手役の王子が若手なのか、並ぶとコジョカルがリードしているように見える瞬間があったのが面白かったです。

群舞は完璧に揃っているとは言い難かったのですが、逆にそれぞれの癖や個性が出ていて、どの人が好みかな、なんて思いながら眺めるのも楽しかったし、揃うというのがものすごい技術なんだなということもわかりました。

一部は自分でもレッスンでやったことがあるところだったので、なるほど私の先生はここをあんなにも簡単にアレンジしてくれていたんだな、とかプロはこの動きをこんなにも美しく魅せるのか、などと感動もひとしお。

また生オケの音を聞いて、やっぱりピアノ以外の楽器も習いたいなあなんて思ったりも。

 

一番安い席でもそこそこ楽しめることがわかったので、また機会があったら体調と相談しつつ観に行きたいと思います。