こざっぱり!

自分を変えようと奮闘中の闘病中R50独身女。ひっそり楽しくこざっぱり暮らしたい。体調変動が激しいので、投稿には波もあるし予約投稿も多いです。反応のタイムラグはごめんなさい。

ポワラーヌのクッキーを目指してみる。

甘いものが好きで、その中でも偏愛しているのが、ソフトクリーム、チョコトリュフ、フォレノワールフロランタン、ガトーショコラ、クッキーです。

ソフトクリームとフォレノワールは私の実力&手持ち機材では無理。

ガトーショコラはブラッシュアップは必要とはいえチャレンジ済み。

フロランタンは今食べたい気分ではない。

ということで残るチャレンジはクッキーです。

今までも何度か作ったことはあるのですが、自分が作ると、毎回、口にした途端、口の中が熱くなる感覚があってそれがいやでした。

今回は色々レシピを探してて、かの有名なポワラーヌのクッキーを目指したというレシピをいくつか参考にして、自分で適当に作って見ました。

 

<材料>

  • バター74g(おフランスの高級店なら発酵無塩バターではというようなブログもみましたが、手元にある有塩バターで)
  • ラカント74g
  • 卵1個64g
  • 強力粉144g(おフランスなら中力粉ではというブログも見ましたが、こちらも手元に残ってた強力粉で) 

今回は配合パーセントをあげていた方のブログを参考に、卵の量からグラム数を適当に割り出してみました。一見面倒そうですが、デジタルスケールだとゼロ設定も簡単なですし計算もスマホですぐにできるので気楽なものですね。

 

<道具>

  • ボウル
  • シリコンヘラ
  • デジタルスケール
  • 伸ばし棒
  • 24cmのティファールのフライパン(クッキングシートを買い忘れたので)

泡立て器でやるべきだったかなと思いつつ、泡立て器を洗うのが面倒でシリコンヘラでやってしまった。(でも泡立て器を洗う方がずっと楽な気がした。)

 

<手順>

  1. デジタルスケールにボウルを乗せてバターを計量。室温に戻るまで放置する。今回はバターを買った段階であらかじめ5gずつカットしてあったので、すごく簡単だったし、室温に戻したあとの作業も楽だった。
  2. 室温に戻ったバターをホイップ!
  3. デジタルスケールに2のボウルを乗せて、ラカントを計量して投入し、またホイップする。グラニュー糖だと白くなるのが目安っぽいけど、茶色いラカントだったので、白くなる感じはなかった。ジャリジャリしているのがある程度混ざればよしとした。
  4. 3のボウルに卵を投入し、混ぜる。ここがうまくいかず、ダマダマに。白身をうまく切るのが難しい。
  5. デジタルスケールに4のボウルを乗せて、粉を計量して投入。練らずにサクサク混ぜる。最初は無理かなと思ってても意外と混ざるね。
  6. 全体が落ち着いたら、ラップで密封して冷蔵庫で4時間ほど寝かせる。→とあったけど、実際は一晩以上寝かせて翌日の夜に焼くことに。
  7. 180度15分でオーブンの予熱を開始する。いろんなレシピをみていると、170度〜180度で10〜15分という感じだったので最初は180 度10分でやったけど、生地がふかふかしてて色も物足りなかったので5分追加で焼いたため15分がうちのオーブンでは適正と判断。
  8. よく冷えた生地を包んでいたラップをまずは外して、まな板にひき、そこに生地を載せる。棒で生地を4〜7mmに伸ばす。4mmにしたら、丁度24cmのフライパンに入りきり、まな板いっぱいに広がって良い感じだった。なるほどこのくらいの量が丁度良いのだなという感じ。厚みを難しく考えるよりはこの分量で作って、フライパンに入り切るサイズまで伸ばす、という考え方でいた方が、私は失敗しなさそう。
  9. 生地を4cm角に切る。端っこは割れないように指で適当に整えた。
  10. 生地が乗ったまな板にフライパンをかぶせ、まな板とフライパンの天地を逆にして、フライパンに生地を移す。
  11. 予熱が終わったらオーブンにフライパンを入れて焼き、余熱で焼き目を。

 

***

今まで自作のクッキーで感じていた口に入れた時の変な熱さがないことに感動。多分生地をちゃんと休ませるのがよかったのだと思います。(今までは生地を作ってすぐ焼いちゃっていました…。)

しっかりした厚み&しっかりした歯ざわりのクッキーが好みなのですが、近場のスーパーなどではなかなか買えないし、パティスリーで買うと数枚でも結構な値段になっちゃうので、これは自作してよかったという感じ。リピート決定です。

 

リピートする際の改善点としては

  • 粉を上質なものに変えたらもっと良くなりそう。粉の質がダイレクトに響く感じ。
  • 次回は強力粉→中力粉か強力粉+薄力粉か薄力粉で。色々検索かけたり、本を読んだりしたけど、クッキーで強力粉を使っているレシピはあまりみない。手持ちの強力粉はもうすぐ使い切れそうなので、次回は粉を変えたい。中力粉を使い切る自信はないけれど、強力粉と薄力粉を揃えてパンとお菓子を焼いて消費することはできるかもしれないので、検討してみよう。
  • バターを有塩から無塩の発酵バターに変えて試したい。ちょっと甘めに感じたけど、砂糖の量が多いからなのか、バターが有塩だったからなのか、判別がつかなかった。普通のレシピはだいたい無塩バターなので、まずはバターを使い切って次回以降バターを変えたい。
  • 無塩バターでも甘さを強く感じるようであれば、砂糖を少し減らしても?使っているのがラカントなので、甘みを強く感じる気がしなくもない。
  • 分量自体は今回の量がフライパンにちゃんと入って、我が家向けだと思った。
  • 意地を張らず、次回は泡立て器を使っちゃった方が多分楽。

といったところかな。

 

私は「まずい自作のおやつよりはプロの作った美味しいお菓子派」だったのですが、今は、経済的にも体力的にも、食べたい時にすぐに、パティスリーに交通費や時間をかけて訪問できる状態ではありません。

他方で近場で適当に買ったお菓子だと美味しいと思えず、食べたという満足感がないからか、気分が悪くなるくらい大量に食べ散らかしてしまい、それでも不満に感じたまま、過食一直線でした。

そんな中、自分で両者の丁度中間レベルくらいのお菓子が作れるようになったのはとても嬉しいです。

所詮素人の雑な調理なので、出来栄えなんてたかが知れているのですが、それでもちゃんとした油脂類を使っているというのが、だいぶ大きなアドバンテージになっているらしく、今の所「ジャンクフードよりマシ」は、どんなに雑な作り方をしていても達成はできていますし、特にクッキーに関しては素材次第でどうにでもなりそうな感じ。

あと、自分で作ると体を使うのと時間が潰れるのとで、ジャンクフードが食べたい!!!っていうイライラ感が解消されるのも、意外な利点でした。自分のために作っているという満足感があるぶん、少量でも満足できるのかもしれません。

今の所、冷凍保存できるものばかり作っていることもあって、変に食べ過ぎることもない気がします。

ラカントを使っている分、ジャンクフードよりカロリーも抑えられているはず(多分)。

義務になっちゃうと辛いですけれど、暇つぶしにもってこいですし、これからもちょいちょいやってみようと思います。