MY STYLING BOOKいつもの服でおしゃれな雰囲気のつくり方!【電子書籍】[ 日比理子 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ライフスタイル > ファッション・美容 > その他
- ショップ: 楽天Kobo電子書籍ストア
- 価格: 1,037円
こちらを読みました。
割とカジュアルテイストよりではありますが、シンプルなコーディネートがとても好みでした。
私が個人的になるほどなと思ったのは以下の点。
・白を取り入れると色の抜けが出来てバランス良く見える。
顔まわりに白、足元に白、白バッグで脱無難、白パンツで清潔を、ダークなコーデ、ワントーンコーデに白を差し色に、などといった白の取り入れ方を様々提案されていました。
・靴にはお金をかけなくて良い。
私が読んできた雑誌やおしゃれ指南本は、靴にこそお金をかけろ!!というものばかりだったし、私もそれがおしゃれの基本だと思い込んできたので、とても新鮮だったし、実生活を振り返るととても腑に落ちる提案でした。
私は大足で、昔は大きいサイズでまともなデザインの安い靴など皆無だったこともあって、30代までは、私のサイズも作っている、マノロやジミー・チュウ、プラダやグッチといった靴を背伸びしてずっと履いていたんです。
でも高価な靴は、ラッシュの電車に乗り、ひたすら歩き、目立つことが許されない、労働者向きではないものがいっぱい。
良い靴を修理をしながら長く履くという美学も良いのですが、良い靴を修理する技術がある靴屋さんは限られます。
赴任地によってはそんなお店が見つからず、しぶしぶ帰省時にわざわざ持ち帰って、買ったブランドのお店に持ち込むものの、修理代が割高なだけでなく、修理が出来上がるまでだいぶ待たされ、その間の靴を別に買うなんていうことも。
それに足の形って年々変わりますし、革が伸びていくと修理にも限界があります。
なので、富裕層とは程遠い、一介の労働者的には、安価な靴を、旬のうち自分の足やライフスタイルにあううちに履き潰す方がコスパは良いのですよね。
靴フェチだったので、高価な靴にもときめく靴は沢山あったし、ヒールの作りがしっかりしていて値段なりの価値がある靴にも沢山出会ってはきましたが、コスパ靴を選ぶという選択が自分の今のライフスタイルにはあうし、それで良いんだなとはっとしました。
ちなみに、安いわりにデザイン性が良いブランドとして、ルタロン、ポワソンショコラをおすすめしてらっしゃいました。
・あると便利な靴は以下の通り
・スエードパンプス(オールシーズンつかえるとのこと。確かに私もロイヤルネイビーのスエードのパンプスはオールシーズン重宝しています)
・アディダスの白スニーカー。
・黒エナメルのレースアップ
・パイソン柄スリッポン
・白エナメルローファー
・タンクトップは白とライトグレーがあれば良い。3枚目はネイビー。
ライトグレーは透けにくく、見えても下着っぽくないそう。これは他の方の本や雑誌でも見た提案だったので、一度試してみようと思います。
また、白のインナーはあえてチラ見せするなら、1.5〜2cmチラ見させるとのこと。
使えるタンクトップのポイントは、襟ぐりのパイピングが極端に細すぎたり太すぎたりせず、ネックの開きが丁度良いこと、隙間から下着が見えないくらいフィットし、
着丈が十分にあって、裾からチラ見せしたり、かがんでも下着が見えないこと出そう。
・ジャケットの袖伸ばしたくし上げがずれないようにするにはヘアゴムを袖に通しておくと良い。
などといったこと。
コーディネートでは特に素敵だなと思ったものが2つありました。
一つ目が、グレーのデニムに水色のシャツやピンクのカーディガンのコーディネート。
グレーのデニムって、黒ほどきつくもなく、グレーのパンツほどお仕事っぽくもならず、いろんなきれい色と合わせられて、とても使いやすそうだなと思いました。
2つ目が、カーキのスカートにグレーやネイビーや白、ピンクや水色のコーデ。
カーキもいろんなきれい色と合わせられて便利ですよね。私もカーキのスカートは便利で いくつか持っているのですが、最近はきれい色と合わせてなかったのではっとさせられました。
またこの本ではファッションアイテムの選び方やコーディネート、着崩し方のアドバイスだけでなく、ファッションアイテムの管理や、ヘアメイクまで含めたおしゃれの仕方のアドバイスもありました。
その中で参考にしたいなと思ったのは
・お洒落な雰囲気はヘアスタイルで決まる。八個のホットカーラーのランダム巻きとケープとワックスで。
・ハンディアイロンとアイロングローブがあれば吊るしたままちょいがけできる。
・アイロンの当て布は百均で買える半透明のものが便利。
・バッグはクローゼットのドアに吊るす。
・スニーカーとトウキャップの汚れはスチールタワシ、メラミンスポンジで落とす。
・ウタマロせっけんは白ものの汚れに強い。
といった情報です。特に今はデジパが取れかかってしまい、髪を一本縛りにすると毛先がザンバラ状態で、みっともなかったのでヘアスタイルをちゃんとしないとなあと反省しきり。
全体的にオーソドックスなアイテムの着崩し方(シャツの袖のたくし上げ方など)が丁寧に説明されているなあと思いました。
コスパブランドの説明も多く、コーデはブランド品ばかりのファッション本よりリアリティがあって無理のない普通の人がしやすい清潔感のあるこなれカジュアルが多くて、読んでいて楽しかったです。