調理道具の一軍メンバーはすでにご紹介した通りですが、今回はなくてもやっていける(やっていけた)けれど、あると便利、まあまあ使っているなあというサブメンバーの紹介です。
1 味噌こし
マドラーの方ではなく、茶こしに似た味噌こしです。一人暮らししてからずいぶん長いこと持っていなかったのですが、試しに百均で買ってみたら、味噌汁の登場回数が増えました。実家で塊の味噌が出てくるのがとても嫌だったので、自分で作るときは、お椀に味噌を入れて、溶けるまでよくかき混ぜてから鍋に注いでいました。
それでやれないこともなかったんだけど、地味に面倒だったみたいです。これを使うと、味噌の塊が味噌汁に沈むことがまずないので、楽です。
逆に一度に必要な味噌が取れるというマドラーは、マドラーにこびりついた味噌をとるのが面倒で、あまり使いこなせていません。大まかな適量を把握したら(最初だけはきっちり計量して量を覚えるとあとが楽)、ティースプーンでその都度すくって味噌こしでとく、というスタイルが定着しました。ティースプーンはマドラーに比べて食洗機の置き場を選ばないところも良いです。
サブメンバーの中でも出番が多いものの1つ。ほぼ一軍と言って差し支えないような。
2 シリコン製の鍋掴み
(私が持っているのはこれじゃなくて、ル・クルーゼのものでも穴が空いてないタイプでもう少し小さい2枚セット(だったと思う)のもので、色も異なります。)
ミトン型のものではなく、コースターみたいな、あるいは鍋敷みたいな、平たくて丸い形の鍋つかみです。これもほぼ一軍並の活躍。
シリコン製だと、汚れても食器洗いのついでに洗って拭けばそれで済むので布製より圧倒的に管理が楽。(汚れた布製のミトンって嫌じゃないですか?鍋つかみってそれこそ汚れやすいオーブン料理とかに使うことが多いのに。)
コースターみたいな平面的な形のものはミトン型より場所を取りません。
蓋を開ける時にも使えます。
最近なかなか見かけないタイプですし(私が使っているものは検索しても出てきませんでした。10年以上使えて良い製品だったのですが。)、なければないで布巾などでも代用はできますが、持っていてよかったなあと使うたびしみじみします。
3 小さいまな板
一軍メンバーで紹介したまな板のミニサイズ。1軍メンバーのところでもチラッと書きましたが、これも出番が多いです。準一軍。
例えば大きなまな板で生肉などを処理している途中、あるいは使い終わって食洗機に入れている間に、少しだけ薬味やデザートの果物を切りたいなんていう時に登場します。
まな板は1枚でもなんとかなるけど、やはり予備が1枚あると便利ですし、その予備のまな板は、メインのまな板を出しっぱなしでも作業台に置けるサイズだとなお便利なのです。
こういうサブのまな板を持たない場合、まな板の上に重ねる薄いシートを使ったり、そのシートの代用として牛乳パックを広げた物を使うなどの方法もあるのですが、まな板に現に食材が乗っていると、それを退けてまで使うのが面倒だったり、いちいち牛乳パックを加工するのが手間だったりするので、ミニのまな板があった方が圧倒的に効率的でした。
4 ペッパーミル&ソルトミル
胡椒はやっぱりその都度ひいた方が美味しいです。
塩は匙で計量しやすい海塩とは別に、ひいて使う岩塩も用意していてソルトミルは岩塩用。こちらもなくても良いけど、ガリガリにひいた塩は食感も楽しめるし、塩をソルトミルでひいて仕上げる工程が楽しいのです。
今はミルつきの瓶で売られている塩胡椒もありますが、私はルックスが最高に好みのペッパーミル&ソルトミルを見つけたのでそれを買いました。
使うたびに買ってよかったなあと思えて良いです。
私は醤油や砂糖、酢や味噌よりも塩胡椒の方を圧倒的に多用するので、多用するものに対しては投資しても良いかなと思って買ったのですがあたりでした。
(ただ店頭で買ったペッパーミルはきちんとしていたのだけど、ネットで並行輸入店から買ったソルトミルは微妙に軋むので、買う場所は選ぶべきだと反省しました。)
5 フードプロセッサー
一度は使わないからと手放したフープロですが、結局買い直しました。
今回は前のものより少し安価な物を買って、ガンガン食洗機にかけちゃっています(メーカー推奨かどうかは忘れちゃいましたが自己責任ってことで)。
割り切って食洗機を使うことにしたから、使うようになったという感じ。と言ってもお菓子作りとひき肉作りくらいですが。
ボウル部分がステンレスのものを選んだので、匂いがつきにくいのも気軽に使えているポイントだと思います。
前は使うのも洗うのも面倒で使わなかったのですが、何度か使ううちに使うハードルが下がって使用頻度が上がったアイテムです。前の時もどうせだったら処分する前に無理やりでも何度か連続で使うべきだったなあと思っています。
こういう経験があるので、一度手放したハンドミキサーも実は買いなおしたくなっているところ。今はフープロでポタージュも作っていますが、ポタージュに関してはハンドミキサーの方が楽なので。
6 スライサー
キャロットラペなどで人参を千切りする時に使っています。これも買ってしばらくは別になくても良いや、という感じであまり使っていなかったのですが、使い慣れるうちに使い方が上手くなり、使う頻度が上がったもの。
そもそもがスライサーを使わなければならないような細切り料理をあまりしないのですが、人参しりしりやキャロットラペが好きなので(&常備菜として便利なので)、ほぼそれ専用という感じでしょうか。
これも料理の幅が広がったらもっと活躍するのだろうけど。
自分がよく食べる料理に使う道具じゃないと、道具を使いこなせるまでの訓練がなかなかつめず、結局使わなくなるんですよね(そういう理由で使わなかった道具が私の場合は結構あります。皮を剥かなくなったのでピーラーなんてほとんど出番がありません。)。
スライサーはあれこれ使い比べたわけではないので、これがベストかはわからないのですが、まあまあ幅がひろめなこと、小鍋やボウルの淵にひっかけて使えるところは気に入っています。
ただ、これキャベツのせん切りはできませんという注意書きがあったので、せん切りキャベツを食べる人には向いてないかもです。
7 トング
必要不可欠!くらいの勢いで紹介されてつい買ったもの。実際のところは、箸+シリコンスプーン/シリコンスパチュラ、あるいはシリコンスプーン+シリコンスパチュラでなんとかしちゃうことが多いので、それほど出番が多いわけではありません。
が、生肉を触るのがあまり好きじゃない私の場合は、肉の切り落としを広げたり、焼く面をひっくり返したりする時には使います。
なくても良いけど、確かにこういうときは便利かな。
バーベキューなどで使う大きなトングは力が弱いと使いにくかったので、私はこれを使っています。深い鍋や揚げ物では使ってない私にはこれで十分かな。
8 サブのティーポット
これは私が紅茶&コーヒーを大変よく飲むことと、食洗機を1日1回使う生活をしているために必要なもので、私にとってはかなり必要、准一軍どころかほぼ一軍ではあるけれど、他人にとってはそうではないだろうなあと思うアイテムです。
私は朝食後に食洗機をかけるのですが、夜お茶を飲んでポットに食洗機に入れちゃうと、翌朝のコーヒーなり紅茶なりをいれるポットが…となるわけです。
カップに直接ドリップしたり、ティーバッグを使ったりすれば解決はするのだけど、大量に飲む私の場合はポットの方が手っ取り早いのでこの位置付けに。
9 ミルクフォーマー
ネスプレッソのエアロチーノとIKEAのミルク泡立て器を持っています。
これも私の食生活の偏りからこの位置。
コーヒーも紅茶も好きなのだけど、ストレートで飲むとたびたびタンニンで酔ったり、はたまた胃を痛めたりするので、ほぼ毎日欠かさずミルクを入れています。そんな時にミルクフォーマーで泡立てたミルクを使うと、一気においしさがアップします。ミルクを適温に温めるのなんてレンチンでもできるし、温める必要がないこともあります。
でも、なくても良いけど、私の生活を圧倒的にゆたかにしてくれているのでこの位置づけで。
私の場合、IKEAのミルクフローサーを最初に買ったのだけど、頼りない泡しか立たないので、ネスプレッソの方を買い足しました。
ネスプレッソの方は温め機能もあるし、スタバみたいな泡ができます。IKEAのミルクフローサーもネスプレッソのように3分間ずっと泡立て続けたら綺麗な泡ができるのかもしれませんが、3分間持ちっぱなしというのは私にはできなかったので、ネスプレッソを買ってよかったと思っています。
じゃあIKEAの方は使っていないのかというと…実はこれはこれで活躍しています。活躍する場面は主にレンチンで作るココア。
ココアをレンチンだけで作ろうとすると、ココアパウダーと牛乳がなかなか混ぜ泡皿なくて大変なのですが、そういう時にこれで攪拌するとあっという間に混ざるのです。
鍋で丁寧に作るときは使わないのですが、レンチンでさっさと済ませたいことの方が多いので、こちらも実はまあまあの活躍度です。
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余談ですが、これを買いていて、ネット通販(それもよく使う総合ネット通販)で買ったものは、購入履歴で型番なども追いやすく(と言っても業者によって購入履歴に残してくれるデータがまちまちなので、全部とは言えないけど)、後から使用方法などを検索するのも楽だなと感じました。
店頭で実物をみたりアドバイスを受けたりして買う良さと、それぞれの利点がありますね。