こざっぱり!

自分を変えようと奮闘中の闘病中R50独身女。ひっそり楽しくこざっぱり暮らしたい。体調変動が激しいので、投稿には波もあるし予約投稿も多いです。反応のタイムラグはごめんなさい。

「毎日がときめく片付けの魔法」を読んで、自分なりの「理想の夜時間」について考えてみる。

先日、「毎日がときめく片付けの魔法」を再読して、ものすごく響いた点が3箇所あるという話を書きました。(→ここ)

 

で、今回はその「理想の夜時間」について。

 

今までの私、出勤日の夜はいつも慌ただしくて、やりたいことがいっぱいあって欲張ってやろうとしては疲れて途中で放り投げたり、やりたいことがあるのに残業ばっかりで何もできなくてイライラしたり、逆にだらだらしているうちに終わったりで不満がいっぱいでした。

 

そこで、出勤日の夜の理想を考えてみました。

…やっぱり家事はしっかりやらなきゃいい女じゃないよな、仕事のための勉強だって大事だし、独り身なんだから趣味くらい輝いてなきゃ…。

最初はこんな感じで、日経WOMENに出てくるようなスーパーウーマンのようなてんこ盛りの理想を描いてみました。

で、そこに仕事終わりからの空き時間を割り振ってみたら、全然時間が足りないんです。そう、現実的でない理想を描くから、破綻して、不満だらけになっていたんです。

 

私に必要なのは、やりたいことに優先順位をつけて、不要なことはバッサリ削るということでした。

例えば、ジムに行きたいのなら、別にあえて一駅歩いて帰る必要はなかったんです。

また、出勤日の夜って疲れてて食事もちゃんとは味わえず、ただただ惰性でだらだら食べてることが多いです。だったら、出勤日の夜の食事は簡素なものにして、その代わり、休日はしっかり丁寧に作ったものを食べれば良いわけで。

掃除もそう。普段はルンバに頑張ってもらって、休日にちょこちょこメンテナンスすれば、一人暮らしの家なんてそうそう汚れないんです。

 

そうやって割り切って考えてみたら、出勤日の夜をそれなりに充実させる糸口が見つかってきたように思います。

 

ちなみに私の出勤日の、嘘偽りのない夜の理想はこんな感じ。

 

・残業をせずに定時で帰る。

・19時30分〜20時30分の1時間が、ちょっと頑張る時間。世間でいう自分磨きの時間?

・20時30分〜21時30分までがジムでお風呂。ゆっくり湯船に浸かります。

・21時30分帰宅〜21時45分 料理とちょい家事の時間。

・21時45分〜23時 食事&だらしなく過ごす時間。

・23時にベッドに入り、音楽を聴きながら一日を振り返りながら23時半に消灯。

 

…食事の時間遅くない?自分磨きの時間も家事の時間も少なくない?「だらしなく過ごす」が理想なの?って我ながら呆れちゃいますけど、でも自分の体と心に素直に向き合ったら、これが理想でした。

 

もう少し詳しく説明しますね。

 

まず、ノー残業。ここはもう宣言します。

体壊して思うことは、バリバリ働いて途中で死んだり仕事を辞めざるを得なくなるよりも、淡々とそこそこ食い扶持を稼ぎ続けられる方がずっと良いし、周囲の人にも迷惑をかけないということでした。

そして一度体を壊すと、バリバリ働くことの負荷が健康な人の倍以上かかるということも今実感中。

というわけで、もうこれは譲れません。どうせ生粋のエリートでもなかったし、エリート街道からも体壊れて完全に外れたし。

いい加減な仕事をするということではなくて、できる範囲以上のことは無理してやらず、その代わり、できる範囲は効率的に確実に、途中で休むことなく続けるという方向に働き方をシフトしようと思いました。理想の夜時間を過ごすためにも、だから働き方の見直しもしようと思っています。

 

次に、毎日1時間の「頑張る時間」。ここは自分のためになることをする時間です。

メニューとしてはこんな感じ。

 ・出勤1日目は、体のメンテナンスデイ。医者に行ったり、ヘアサロンに行ったり。最初から飛ばすとキツイので。今週一ペースで通院しているので、しばらくはここは病院デイですね。

 ・出勤2日目はジムで軽くストレッチ。デスクワークで肩こりがひどいので。

 ・出勤3日目は、休養日。いつもより早く家に帰って、家事の時間を他の日より30分ほど長く取り、30分早く就寝。

 ・出勤4日目はジムで軽く運動。翌日の仕事が終われば休めるので、少しだけ頑張ります。健康第一なので勉強よりジム時間を優先します。

 ・出勤5日目は、勉強か、文化系の趣味か、お買い物したり、人に会ったり。プラス他の日の予備日としても使おうと思います。今なら1日目に毎週持病の病院に通っているので、他の歯医者やヘアサロンの予定は5日めに回す感じになると思います。

 

 今までは、日経WOMENに出てくるようなキラキラのビジネスパーソンの充実した夜時間を真似して、毎日目一杯体を動かして勉強もして文化系の趣味もして!!って詰め込もうとして、くつろぐ時間を削ってしまっていたから、体力的にも時間的にも続かなくなっちゃっていたんですよね。

他方で、自分時間の全てをだらしなく漫然と過ごしてしまうと、それはそれで「世間の同年代の女の人は、旦那さんや子供と楽しく充実した時間を過ごしているのに、私は無駄に生きている…」と虚しくなっちゃうので、やっぱり1時間程度、スイッチオンしている時間も必要だなと。

と言うわけで、こんな感じで1日に予定は1個1時間くらいにしておくのが、素直に自分に向き合ったら時の理想でした。

 

次にジムのお風呂時間。

自宅で入浴するより、お風呂掃除の手間が省けるというのと、友人も恋人もいない私が、仕事と関係ない、様々な年齢の人と、浅くて広い、気軽な交流ができる機会でもあるので、なるべくお風呂はジムで、と思ったんです。

特に体調が悪いと引きこもりがちになっちゃうのですが、自宅のお風呂ってお風呂と外の気温差で、倒れたりして逆に危険だったりもするのでね。

本当は家で夕飯食べてからジムにお風呂に行く方が良いのですが、一回帰宅しちゃうと、なかなか改めて外に出ようという気持ちになれないので、ここも割り切ってこのスケジュールに。

 

そして次が家事時間。まさかの料理含めて15分。

帰宅して、テーブルの前にどっしり座り込んだら、もうテコでも動かないタイプの女なので、帰宅したらとりあえず15分だけ頑張ろう計画、なのですがそれにしても15分。

いえね、私も、今まで毎日完璧に家事をこなして完璧な夕食を作らなきゃ「正しい女」じゃない!って思っていて、だからしばしばチャレンジはするんだけれども結局挫折する、の繰り返しで、ずーーーーーっと引け目を感じていたんです。

でも、よくよく自分の夜の空き時間を見たら、そんなん毎日やってられるわけがない!!

もうできない女で良いや!!ってようやく割り切れました。

どうせ結婚の予定も子育ての予定もないから、世間が求める立派な女を目指す必要なんて全くなかったんです。

私が私を気持ちよく世話してあげられる時間の過ごし方としてはこれで必要十分なんです。

立派な料理を1時間かけて作って食べる時間が15分しか取れないよりは、15分で簡単なものを作って1時間のんびり食べる方が、私にとっては嬉しい時間、理想の時間の使い方だったんですね。

他方で昨年一時期、自炊なんてやってられないわ!とばかり、外食に頼っていた時期もあるのですが、それはそれで途中で飽きたし、どこの何を食べるかを考えるのも結構面倒になったりしていたのも事実。

結局、週末にちょっと頑張ってまとめ作りしておいて、平日はそれをレンチンするのが、私にとってのベストな平日の夕食なんだなと思いました。

 

そしてその次が最大の問題の「だらしなく過ごす時間」。

理想の夜の過ごし方で「だらしなく過ごす」って…、って感じですが、白状しちゃいます。私、根がだらしないんです。だからだらしなく過ごす時間が毎日ちゃんとないと、それもある程度の量ないと、精神的にも体力的にも、行き詰まっちゃうんです。

ここが、バリバリビジネスで成功したり、キラキラに輝いていたりする人との違いなんだろうなあとは思います。

そういう生き方に憧れていた頃には、だらしない自分を認めてあげられなくて、無茶な予定を立てては、途中で挫折して落ち込むということを繰り返してきました。

でも、結局体を壊して気がつきました。私やっぱりだらしない!体力もない!無理できない!!!

というわけで、堂々とダラダラします!「くつろぐ時間」とか言えば聞こえは良いけど、実質はだらしなく過ごす時間なので、堂々とだらしなく過ごします!

のんびりご飯を食べ、食後のお茶を楽しみながら、読書したり、音楽を聴いたり、ネットサーフィンしたりブログを書いたりします。

一見本当に無駄なように見えるけれど、この時間を取らないと、張り詰めていた神経が解けず、精神的に疲弊し、ぶっ倒れてしまう体質なことが、R40にしてようやくわかったんです。

日経WOMENに出てくるようなかっこいい大人の女の時間の過ごし方ではないけれど、私にはこんがらがった脳みそを解きほぐす「だらしない時間」が毎日これくらいは必要だし、この「だらしない時間」こそが至福の時間、理想の時間だったりするんです。

今まで自分に対して、このだらしなさを認めてあげてなかったのだけれど、理想の時間として、だらしない時間を自分にご褒美としてあげようと思います。

これが「世間的な理想ではないけれど、私にとっての理想の夜時間」なんです!! 

 

で、こうやって自分の身の丈にあった、自分の心に素直に従った理想時間を考えてみたら、闘病中でも、意外と実現可能なんですよね。

そう思ったら、なんだか嬉しくなっちゃいましたし、ちょっと頑張ろうかな、って言う気持ちにもなれました。

片付けの本を読んで理想の夜時間を考えてただけだったのに、自分を縛っていた「世間が言う理想の女」像から解放されて、妙にスッキリした気分です。

私は私なりに楽しく生きるぞー!