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こざっぱり!

闘病中R40独身女。それでもひっそり楽しくこざっぱり暮らしたい。

「毎日がときめく片付けの魔法」を読んで、「理想の家」を考えてみた。

ただいま絶賛断捨離中。

こんまりさん風に言うと「祭り」の真っ只中です。

何度目かの断捨離なので、そんなに大量に処分するわけでもないのですが、それでも物を処分をする時って、物の生殺与奪の権を握っている!!って感じで、テンションも上がるし、全てを自分の思う通りにしたいというコントロール欲、支配欲も満たされ、ものすごく気持ち良いですね(性格悪いことがバレそう。でも本音。)。

まさに「祭り」です。

 

でも、祭りの後って案外虚しかったりもすることを、私はすでに知っています。

と言うのも、以前断捨離をして、(その当時の自分にとっては)気にくわないものが全くない、完璧な部屋を作ったはずだったのに、なんでか今の部屋を好きだと思えずにいるからです。

なんでかなあと思ったら、気にくわないものは減ったけど、ときめくものも少ないから。

物を処分することの面倒くささがわかって、物を増やすのが嫌になった上、病気で日々の生活にいっぱいいっぱいになり、プラスαのときめくアイテムを、買い足す余裕もなければ、そもそもときめく余裕すらなくなっていたというのもあると思います。

 

でも、闘病中一人引きこもることが多いからこそ、部屋自体にトキメキがないと、なんだか毎日ひたすら時間を消化しているだけというか、本当にただ一日一日を乗り切っているだけって感じになっちゃっているんです。

しかもゴールのビジョンがあまり見えてないから断捨離も惰性でしている感もある…。

 

というわけで、もし断捨離が住んだらどんな部屋になってるのかな?とふと疑問に思って、簡単な「絵」にしてみたら、なんと祖母が以前入っていた(一見北欧「風」の)老人ホームの一室のようでした!

自分でもびっくりですが、とにかく安全で、とにかく掃除が楽で、手頃な値段で…となると、無意識に行き着く先は、そういうテイストなのかもしれません。

 

…でも、待って。私、R40にして老人ホームみたいな部屋に本当に住みたいの??

本当にその部屋でときめく?

そもそも北欧テイスト、好きだったことある?

…理想の家の夢を抱かなくなって、現実的になりすぎ、自分の足元しかみてなかったせいで、ときめきがゼロになっていたみたいです。

 

こんまりさんは「理想の暮らし」は「理想の時間の過ごし方」であって、「理想の家」に住むことではない、と言っていたけれど、やっぱり理想の家のビジョンも持っていないと、ときめけない!

 

とうわけで、理想の家についても考えてみようと思います。

今の自分の理想を見失っているので、まずは過去の自分の理想を振り返りましょう。

 

そもそも、元々はインテリア大好き!インテリアショップ巡りも大好き!インテリア雑誌も大好き!!でした。

だから子供の頃から大人になったら住みたい、理想の部屋をずーっと思い描いていました。(本当にいつから夢を見なくなったんだろう…と思ったら、やっぱり病気がターニングポイントでした。健康って本当に本当に大事!)

 

で、子供の頃の最初の夢は図書館に住むことでした。

「クローディアの秘密」でクローディアがメトロポリタン美術館に家出したエピソードを読んで以来、私なら図書館!いつか図書館に家出したい!住みたい!と。10代になって、村上春樹ブローティガンを読んでその思いをますます強くしました。

だから一人暮らしを始めた時は、壁一面を書棚で埋めて悦に入ってました。でも引越しで苦労し、震災で本棚に潰されるかもという恐怖を味わった時、ふっと「もう本は手元になくて良いや。読み終わったら手放して、また読みたくなったらその時また手に入れれば良い。だったら蔵書の多い図書館と大型の本屋の近くに住めば良い」と思ったんですね。

というわけで、図書館は、今の理想ではなさそうです。却下。

 

次に、子供の頃からインテリア雑誌を切り抜いてはストックし、pinterestの存在を知ってからは、好きな部屋をこれまたpinしまくっていたので、そこから自分の理想を分析することにしました。

ちょうど今回、それらも断捨離しようと思って見直したのですが、保存した画像が面白いくらい似ている!

小学生の頃切り抜いた写真も、大学生のころ切り抜いた写真も、最近pinした画像も、分析して見たら、だいたい次の3パターンなんです。

(この切り抜き、自分の趣味を把握するのにものすごく便利です。ファッションでも役立ちました。)

 

パターン1

コルビジュのソファやミース・ファン・デル・ローエバルセロナチェアがある、高層マンションの、合理性を追求したような、リッチかつミニマルなデザインの部屋。映画「アメリカンサイコ」のような部屋。生活感がない、ちょっと無機質で緊張感がある部屋。

パターン2

美術館のロビーや、鏡ばりのバレエスタジオのようなだだっ広くて物が少ない空間。

パターン3

修道院のような、屋根裏部屋のような、茶室のような、簡素でストイックなコンパクトルーム。

 

いずれも日当たりと風通しが良さそうで、夜景が綺麗そうな、大都会の高層マンションの1室という感じの部屋ばかり。

自分でもびっくりしたのですが「緑豊かな庭付き一軒家」みたいな切り抜きはゼロ。私は都会のマンションが好きみたいです。

また、都会のマンションと言っても、SATCのキャリーの部屋のようなゴージャスで物がたくさん!みたいな部屋は皆無。

どちらかといえばミニマルだけれど、床の素材が高級そうだったり、数は少ないけれど、厳選されたデザインの、磨き込まれた家具がアクセントになっていてリッチな感じの部屋が多いです。

ナチュラルでファミリー層向けのデザインも皆無ですし、手仕事の匂いが残る味わい深いDIY的な感じよりも、磨き込まれたステンレスなど工業製品としてトップクラスの、良い意味で「手仕事の味」が出てない感じのものが多いです。(まあ、実際のところ、精密な工業製品にこそ、職人のものすごい精度の高い手仕事が加わっていたりするんですけどね。手作りの匂いがしないものの方が一流の手仕事だったりすると言う)。

リラックスできる部屋というよりは、キリッと一本筋が通った、緊張感のあるデザインの方が好きみたいです。

とはいえ、いずれも憧れるけど予算がなあ…身の丈に合ってないよなあ…、と憧れだけに終わったタイプの部屋ばかりでした。

 

さて、そこまで遡ったところで、もう一度自分の理想の家について考えてみます。この3パターン、今住みたいと思う?

まずパターン1の都会のマンションの1室、これは今でも住みたいです。生活感がない方が好きなのも変わりません。生活感から安心感を得られず、生活「臭」を感じ取って不快になってしまう、厄介なタイプなんです。家事嫌いのくせして。

合理的。良いじゃないですか。私の大好きな言葉です。

 

でも、パターン2などに見られる広さへの憧れはなくなっていることに気がつきました。実際、今は約12畳のリビング+約8畳のベッドルーム(記憶が曖昧)という部屋に住んでいるのですが、8畳の方は全く使ってない状態。ルンバとブラーバの働き損です。

次に部屋の内装や家具のルックスへの執着は、今でも強いものがあり、好みのテイストが全く変わってないことにも気がつきました。私、人でも物でも、ものすごい面食いなんですよね…。見てくれが気に食わないと、見るだけでストレスを感じちゃうんです。

ただ、重厚感やこれ見よがしな高級感には、もうそれほど憧れないということにも気がつきました。重さよりこざっぱりとした軽やかさ、の方に趣味がシフトしてきたんだと思います。

となると、パターン1のような部屋は今の理想とはちょっと違う。

結局、パターン3の修道院のような、屋根裏部屋のような、茶室のような部屋、が今の私の理想のベースなのでしょうね。ミニマリストさんの部屋づくりに興味しんしんだったということと繋がった気がします。

 

でも、この手のタイプの部屋、数少ない家具の選択を間違えると、一気に貧相になります。貧相にならなくとも、バリアフリーでメンテナンスフリーだとか言い出すと、完全な老人ホームになります。

いえ、老人ホームも機能的で良いと思うのですが、でもそれはもう少し年配になってからでも楽しめます。というかそういう部屋しか選べない時期はいずれやってくるわけです。

そして、老人ホーム風の部屋は快適そうだなあと思っている自分もいる一方で、心底素敵だとは惚れこめず、ときめかない!って思っちゃっている自分もいることはまぎれもない事実。

で、もっと生活にトキメキを!と今まさに渇望していのも、これまた事実。

だったら、今は、管理が楽であることだけを100パーセント追求するよりは、少し家事の負荷や費用がかかっても、ちょっとだけ自分の夢のために頑張る方が、トキメキは増えそうです。

 

では、じゃあどこに負荷をかけたら良いのでしょうか。

そう考えた時に、また子供の頃の切り抜きが役立ちました。小学生の頃の切り抜きまでご丁寧に残していたのですが(我ながら呆れる)、なんとその中にも、バルセロナチェアとコルビジュのLC2が!

これだけ長いことずーっと同じアイテムを好きだと思い続けたということは、私の好みのど真ん中なんだと思います。

ちなみに小学生の頃の切り抜きにはalfiのポットも入っていました。そのポット、一人暮らしを始めた時に真っ先に買って、それ以来10年以上経ちますが、今だに見るたびときめいてます。子供の頃の趣味って、自分の趣味の核になっているんでしょうね。

そう思うと、毎日使える長年の憧れのアイテムに車並みの予算をつぎ込んでも、無駄遣いではないような気もしてきました。

親が贅沢や虚飾を嫌う人なので、ものすごく後ろめたい思いもあるし、闘病生活でみるみるうちに減って言った貯蓄額を考えると躊躇もするのですが、でもねえ?車や宝飾品や旅行にお金を使うタイプでもないし…。 

 とはいえ、バルセロナチェアもLC2も、私の体型に合わず、座り心地はそれほど好きじゃないという致命的な問題が…。

じゃあそれ以外の子供の頃からのトキメキってなんだろう…と切り抜きをまた見て気がついたんです。私の最大のトキメキが!

 

それは都会のキラッキラの夜景でした。

 

そう、家具より何より夜景!壁にたくさんの絵を貼るより窓から美しい夜景が見たい!

私、実は高速道路や工業地帯にわざわざ夜景を見に行くくらいの夜景フェチなんです。残業で終電になっても東京タワーを見るだけでちょっと元気になるくらいには夜景フェチ。

体を壊して夜の外出を全くしなくなっていたから、そのことをすっかり忘れていました。

そりゃトキメキが足りていないわけだわ〜。

 

となると、そもそも今の部屋に住み続ける意味はあるのかしら?と疑問になってきました。

 

今の部屋は立地と広さ、日当たりと風通し、設備と新しさなどを考えると本当に本当に破格なのですが、他方で窓からの眺めはいま一つ。夜景なんて全然楽しめません。そしてせっかくの広さは全く生かしてません。

だったら部屋は半分の狭さになっても、夜景が綺麗な高層階のマンションに移る方が、満足度は高そうです。これほどお得な条件の部屋なんてなかなかないので、住居費がもっと高くなってしまうのは目に見えているけれど、でもまさにそこに私はお金をつぎ込むべきなのでは?バルセロナチェアよりLC2よりむしろ夜景が見えるということこそがお金の使い所では?と。

災害時に楽に避難できるという理由で低層階を選んだけれど、いざという時の大変さという負荷を負ってでも得るべきものは夜景なのでは?と。

だって、私の最大のトキメキは「キラッキラの都会の夜景」なんだもの!

 

こうやって考えていくことで、今まで漠然とモヤモヤしていた自分の理想の部屋が一つの像を結んできました。

そして理想の部屋がわかったことで、理想の暮らし方のビジョンもより鮮明に見えてきました。

 

私は、キラキラの夜景が見える、都会の屋根裏部屋のような隠れ家で、こっそりひっそりこざっぱり暮らしたかったんです。

部屋では、夜景を楽しみながら、簡単な料理をゆっくり味わって食べ、お花を飾り、良い音楽を聴きながら、美味しいお茶やコーヒーを楽しみ、清潔で最高の寝心地のベッドでのんびり本を読みながら眠りにつき、朝になったら真っ先に窓を開け、日差しと風を楽しむ。

ただそれだけの生活で良かったんです。あわよくば雨の日など外出するのが面倒くさい日に、ちょっと家でピアノが弾きたいなあ、くらいのものすごくシンプルな生活。

シンプルだけど、目に入るもの全てが本当に好きなものだけに厳選された暮らし。

それが私の理想の暮らしだったんです。トキメキだったんです。

それ以外のときめきは、部屋ではなく外界で楽しむことでした。ウィンドウショッピングや晴れの日の外食、そういうキラキラの都会の華やぎをたまに味わいつつ、あとはお稽古三昧の生活こそが理想だったんです。

お稽古に没頭したいから、部屋は小さくて維持管理が楽な方が良かったんです。

そう、目指すは都会の現代のご隠居さん!(前にも言いましたね。もしくは貧乏な独身没落貴族風。私自身は貧乏なただの平民ですけどね…。)

 

……と、鼻息荒く語って置いて何ですが、今の体調では部屋探しも引越しもとてもじゃないけれど無理です。でも理想が像を結んだだけで、なんだかトキメキが少し増えたし、やるべきことも見えてきた気がします。

 

・急ぐ必要はないけれど、元気があるときは、良さそうな物件を探していろんな街に実際に足を運ぶ。

 

・手入れなどの負荷はかかっても、ときめくアイテム(シルバーのポット)などは、今から積極的に使っていく。自分の手に負えるものかどうか、チャレンジするなら今しかない!

 

・理想の物件は、マンション高層階、南向きで風通し見晴らしが良く夜景が見えること。とにかく都会で駅から近く深夜外出しても安全なこと。部屋は狭くても良いけど、理想は10〜12畳のワンルーム。収納は合計2畳分くらい。でも8畳の1ルーム+1畳の収納くらいまでは妥協できる(妥協できる程度の持ち物量にしておく)。→今使っていない8畳の部屋に収まりの良い家具のサイズや量にしておけば間違いない!どんなに長くともR60まで。そもそも転勤族で、買わない限りは長居はしないのだから、先のことは深く考えず、今現在楽しめるかどうかで判断すれば良い。

 

・理想の物件に移ることを前提に家具は買う。狭い部屋でも使える、コンパクトだけど安っぽくはない、シンプルで重厚すぎない軽やかで美しいデザインの工業製品っぽいものが良い。R60になったら潔く老人ホーム的な部屋にチェンジすると思うけれど、それまでの20年間をときめきながら生活するために、多少やせ我慢してでも、ルックスが好みなものを選ぶ。ときめかないものは買っちゃダメ。老人ホーム的な方向に思考が傾きがちだったときは、北欧っぽいオーク素材のものに目が行きがちだったけれど、本当はやっぱりチェリーかウォールナットにステンレスのアクセント、みたいな家具が好きなんだよなあと思い直しつつあります。

 

 

・今の部屋でも、マンション内のラウンジなら綺麗な夜景が楽しめるから、辛い時こそ積極的に利用する。マンション内の移動くらいなら具合が悪くてもできるもの。

 

・今の部屋でしか使えないものにお金をかけるのはやめる。具体的にはカーテン&ビルトインの食洗機?(ただ食洗機は、それでも買う価値はあるかも。)。カーテンはこの部屋で使い切れば良いと割り切って、ガンガン洗濯しちゃおっと。

  

・ベッドリネンにはもっと投資しても良い気がしてきました。そのままで絵になるリネンが良いです。カバー類は真っ白なコットンで、ラグなどを好きな色にして。

 

・コンパクトな部屋に住むことを前提とすると、もっと物を減らしても良い気が。というわけで、今後何かを買うときは、「8畳ワンルーム、1畳のクローゼット」

 

・服の数を減らして洗濯回数を増やすのは、私のライフスタイルだと、手間も費用も無駄になると思っていたけど、ドラム式洗濯機を買って、平日もガンガン洗濯するなら、悪くはないよなあと思い直しつつあります。まあ引っ越すまではそこまで減らす必要はないのだけれど、引っ越した時に服を処分しても惜しくないよう、手持ち服を着倒しておく必要性は、ますます強く感じました。

 

・今の部屋は作り付けの収納が多いのでストック品も沢山持っているのだけれど(食品や洗剤などなど)、これも使い切ったら、今後は少なめに持つことに慣れていこうと思います。将来の理想のためだと思うと、使い切りにも熱が入ります。