こざっぱり!

自分を変えようと奮闘中の闘病中R50独身女。ひっそり楽しくこざっぱり暮らしたい。体調変動が激しいので、投稿には波もあるし予約投稿も多いです。反応のタイムラグはごめんなさい。

読書感想;あえて選んだせまい家

あえて狭い家に暮らしている方8名の暮らしぶりや工夫を写真付きで紹介している本です。

 

今私が一人で暮らしているサイズのお部屋で、お子さん連れで暮らしをしている方がたくさんいらして(5人家族のご家庭も!)、それでいてすっきり素敵に暮らしているのにはびっくりでした。

 

病を得たら、思った以上に広い部屋を維持管理するコストや手間の負担が大きかったので、体調がもう少し安定したら、もっと狭い部屋に移ろうかなと思っています。

持ち家か賃貸かで、ローンや税金、管理費あるいは家賃、と費用の名目は変わるものの、いずれにしろ部屋が小さい方が毎月かかるコストは断然安いですし、部屋の掃除にかかる時間も広さに比例するんですよね。

 今後も今の病気との付き合いは続くので、住居にかかる手間とコストをどうにか圧縮したいなあと思いながら読みました。

 

ちなみに今回紹介されていた皆さんが小さいお家に暮らす理由は様々ですが、わりと多くの方が挙げられていた利点として、

・部屋のサイズにこだわらないことで、低いコストで利便性の良い土地に住め、生活が楽になった

・管理しなければならない部屋のサイズが小さいから、暮らしが楽になった

ということがありました。

この2つは、闘病生活をしてみて、本当に大事だなと思った点でもあります。

一番体調が悪い時は、ベッドルームから居間経由でキッチンやトイレに行くことさえ面倒で、結局今はベッドもリビングに置いている状態で、ベッドルームは完全な空き部屋。勿体無いったらありません。

思えば祖母も高齢になってからは階段を上るのが大変、家の中の移動だけでくたびれちゃうわと、2階を全く使わず、1階だけでコンパクトに生活をしていました。

他方でそんな祖母が長く独居生活を営めたのは、買い物や病院通いの便が良い都心住まいだったからというのもあると思います。

 お一人様で持病持ちのわたしが目指す方向性はやはり、利便性の高い地域に住む代わりに狭い部屋でコンパクトに暮らすことだなと思いました。

 

この本で紹介されている、狭い部屋で心地よく暮らす具体的なテクニックの中には、リノベーションで間取りや作りを改善し、部屋を効率的に使うといった、すぐには真似できないものもありましたが、それはそれでステキな暮らしぶりが眺められて楽しかったです。

お子さんがいらっしゃる家庭の紹介も多かったので、お子さんがいてもこれだけコンパクトに暮らせるなら、わたしでもできるかもと思わされることもたくさんありました。

 

その中でわたしが個人的に参考に出来そうだなと思ったことはいかのとおり。

・必需品をお気に入りのものにしていくことで、飾るためだけの雑貨が必要なくなる。

・ゴミ箱は分別ごとにはもたない。(無印良品のボックスの中に、ゴムバケツをいれ、その中に缶や瓶をまとめていれて、こまめにマンションの集積場にそのばけつごともっていくというやりかたも紹介されていました。)

・ゴミ箱は蓋をするとスツールになるものを。

・クローゼットの扉をやめカーテンにする。

・狭いから小さい家具を選ぶということはしない。使いやすい大きさの家具の方が何通りにも使えてむしろ便利。

・家具を買い足す前に棚板を増やす。

・調味料や化粧品を、ミニサイズやトラベルサイズのものにする。

・バスタオルは浴室のドアの枠に突っ張り棒を設置し、書類リングと片方が閉じているS字フックを使ってひっかける。こうするとフックごと外れることがない。

・狭い台所でも食洗機を置いている。そのため作業台がなくなっても、ミニサイズの折りたたみ式テーブルを必要な時だけ出すことで対応している。

・妥協せずきちんとこだわって暮らせば、手放す時も高値がつく。

・寝室は敢えての狭小。ベッドだけ置くと割り切ることで、残りのスペースを効率よく使える。

 

といったところ。

今の住まいは作り付けの収納が多く、スペースはむしろ余っているくらいなのですが、この本を読むと、さらに荷物を半分くらいにして、いつでももっと小さな部屋でも暮らせるようにしたいなとモチベーションが上がりました。

そのためにも今年は持ち物の使い切りに勤しみたいと思います。

 

ちなみにこちらの方も紹介されていました。素敵なおうちだなあ。

小さな家のインテリア – 北欧、暮らしの道具店