こざっぱり!

自分を変えようと奮闘中の闘病中R50独身女。ひっそり楽しくこざっぱり暮らしたい。体調変動が激しいので、投稿には波もあるし予約投稿も多いです。反応のタイムラグはごめんなさい。

読書感想:マイベーシックノート2

 

OGGIなどのキャリア系ファッション雑誌で長年エディターをされている三尋木奈保さんの本の2冊目です。

昔からファンなので、今作も楽しんで読みました。

だいぶ前から持っていて、ちょくちょく読み直しているのですが、内容の整理を兼ねて、こちらに感想を載せてみますね。

 

ちなみに前作はこちら

こちらも何度も繰り返して読んだ本です。

 

まとめて読んでみたら、雑誌で提案されていた時はピンとこなかった提案も、自分がR40になってなるほど!と思うことがたくさんありました。

 

他方、第1作目の頃は、小柄なのにものすごくすらっとスタイルがよく見えるスタイリングが上手な印象だったのですが、今作は低身長が若干目立ち、着太りしてしまって、せっかくのスタイルの良さが生かしきれていないお写真が目につきました。

 

あ、もちろんあくまで前作の著者のお写真としての比較であって、一般人としては普通に素敵なんですよ。

ただ、前作の著者自身の写真と比較して、そう見えてしまった理由としては今作が丁度骨格ストレート向きでない流行の真っ只中で、それが彼女の体型を素敵に見せる流行ではなかったからだと言うのは大きいと思います。

この方、一般人としてはとてもスタイルの良い方なのに、それでもそうなってしまうのですから、体型に合わない流行のシルエットの破壊力たるや!

 

元々一般人とはいえスタイルが良い人で、しかもセンスが充分にあっても、体型に合わないラインの服で着痩せしてみせるのは難しいのだなと言う実例をみて、体型にもセンスにも難ありの自分が無理に自分の体型に合わない流行を取り入れるのは危険だなとすごく強く感じました。

 

著者は、ファッションエディターと言うお仕事上、ご自身の体型がどう見えるか以上に、流行を上手に取り入れることを優先されているのでしょうし、スタイルが良いからこそ、多少着太りしても事故にならないと言う判断もあるのだと思います。

ファッションの楽しみ方だって、別に着痩せすることだけが正解な訳ではなく、旬の香りを楽しむ、好きな色やデザインを取り入れるなど色々ある訳ですし。

 

ただ、自分のことに置き換えて考えてみると、私自身は体型にすごくコンプレックスがあり、洋服に求める一番のことは、自分が少しでもスタイル良く綺麗に見えることなんだなと言うことを、しみじみと感じました。

もちろん時代についていけなくなった感が出てしまうのは嫌なので、そこでここ数年は似合わないシルエットの流行を相手に四苦八苦している訳ですが。

流行のシルエットが着太りする場合は、ほかの小物や色で流行を取り入れるのが私のベストなのかなあ。悩ましいです。

 

それはともかく、ベーシックなオフィスファッション系のテイストが大好きな私にとっては、眺めて楽しい本でした。

特に前作からだいぶ経ち、著者が年齢を重ねていく中で見出した、R40ならではの悩みとそれに対する実践的な提案に関しては、そう!そうなんだよね!と膝を打つことばかりだったので、ここで一部ご紹介します。

 

・全身で使う色は3色以内に抑える。

・靴とバッグの色をそろえる。

これら自体は前から私も実践していたルールなのですが、良い靴が見つからず、バッグと靴の色を揃えられない時期は、おしゃれのコーデがとてつもなく大変だったので、改めて大事だなと思いました。

 

・化繊素材の艶やとろみの効果を借りる。

著者も書いていたのですが、以前はコットン至上主義だったのに、R40になって以来、コットンカットソーなどの天然素材だけだと妙にほっこり垢抜けなく感じるようになりました。

最初は化繊には安っぽく見えるのではと抵抗があったのですが、言われて探したら安っぽくない良い化繊素材が最近はたくさんあるんですね。 ワードローブ見直しの中で、これはかなりポイントになりました。

 

・スカート丈を見直す。

著者は膝上丈から膝下丈に変えていました。

似合うと思っていたスカート丈でも年齢を重ねていく中で変わっていくと言う指摘にはっとさせられました。

漫然と骨格ストレートだからといってずっとこの丈で良い、とはならないのだと注意喚起してもらった気分です。

 確かに私は膝がみえるギリギリの丈が長いこと一番着痩せして好みだったのですが、いまは膝がギリギリ隠れる丈が丁度よく感じています。

 

・きちんと女らしいを目指したい日は小ぶりバッグに頼ってみる。

あまりに小さいバッグは難しいのですが、毎日どさっと大きいバッグは垢抜けないなあと思っていたので、これも然り!でした。

著者は潔くとても小さなバッグと使って、必要に応じてサブバッグを活用しているようなのですが、忘れ物が多い私は、なんとか1つのバッグで収めたいところ。

そこで、大きく見えなくて、でも必要な量が入るギリギリのサイズ感を長いこと模索してきたのですが、太もも幅より狭い幅で、膝において胸が隠れないくらいのサイズなら、そんなに大きく見えない&クロークに預けなくてもマナー違反にはなりにくいかなと思うのですがどうでしょう。

ちなみに大柄の私の場合は、A5〜B5サイズくらいがちょうど良いみたいです。

 

・サブバッグは恥ずかしくない大人っぽいもので。ベロア素材などならレストランでも恥ずかしくない!

サブバッグってどうしてもどカジュアルなものが多く、私のお洋服のテイストと合わないことが避けていた理由の1つだったのですが、大人っぽく見えるサブバッグだってあるんだ!と言う主張になるほどなと思いました。

ファッション雑誌だと、口紅くらいしか入らなさそうなバッグだけ持ってるモデルさんのお写真ばかりで、そんなんじゃ生きてけないわ!ってよく突っ込んでいたのですが、こう言う提案があるのが、エディターさんならではだなと思います。

 

 

・大判の正方形ストールは季節の狭間のはおりものがわりに便利

これは私も実感しています。

よくあるマフラーっぽい長方形のストールは、マフラーっぽく見えるせいか、室内でしていると、室内なのにマフラーを取らない人、つまり室内なのに帽子をとらない人、サングラスをとらない人と同じくくりで批判されがちだなと思っていたのですが、これが正方形のものになるだけで、マフラーではなくスカーフの延長上としてとらえられ、見逃してもらいやすくなる感じがあります。

あとたたむと、ふわふわのマフラー系ストールより、むしろ小さくなる物が多いのも重宝する理由の1つ。

 

 ・大人のタイツはツヤとニュアンスカラー

著者は黒はやめてチャコールグレー、ネイビーグレーなどの30〜60デニールのものをお勧めしていました。色の選択自体はよく雑誌でも提案されることなのですが、デニールを低めにするだけで、こんなにも雰囲気が変わるんだ!と言うところが目から鱗でした。

 

・ニットではカジュアルすぎるシーンのためにおでかけブラウスを準備する

たとえ、上質なカシミアであったとしても、おしゃれなレストランなどでは、ニットだと妙にカジュアルにみえちゃって、華やぎが足りないと感じることがあったと著者が書いていますが、まさに私もR40でそれを感じていたところだったのです。

そのソリューションがこちら。

ちなみに白や黒などはっきりした色のほうがおでかけ感がでやすいそう。ブランドではザラやアドーアをお勧めしていました。光沢素材で探そうと思います。

 

・真冬の足元は3足のショートブーツがあれば大丈夫

持ち物を減らしたい私としては、ショートブーツよりオールシーズン使えるパンプスで揃えたいのですが、私が注目したのは、著者が愛用していると言うショートブーツの色。表革のグレージュ、光沢のある表革のブラック、なめらかなスエードの濃いグレーと言う3色は、どんなタイツやボトムにもあって便利そうでした。

 

・大人のスニーカー選びはスポーティ過ぎないモノトーンで。

著者も書いていたのですが、見る分には大好きな白のコンバースが、R40のだらけた身体にうまくはまらなかったのでなるほどなあと。

 

・一枚で着る夏のカットソーは、目の詰まった、ごくわずかなツヤ感があるものを見極める。

エイトンやエストネーションがお勧めとのこと。

R40になって、コットンカットソーが妙に肌着っぽくみえるような気がしていたので、参考になりました。

 

・予定がある日は足元から着こなしを考える。

これも実践中で、実際とても楽になります。

例えば雨の日に履ける靴は限られるし、歩く日は歩きやすい靴じゃなきゃこまるし、他方できれいめにしなきゃいけない日はスニーカーはアウトだし、と洋服選びで一番制約が大きいのは靴だと思うんですよね。

なので、まず靴から選んで、それにあうバッグと服を決めると言うのが一番合理的だなと実感しています。

 

・フラットシューズはポインテッドトウを。

私は最初はフラットシューズは歩きやすさのために選んだものなのだから、足に優しいものが良い!とあえてポインテッドトウは避けていたんです。

でも、そうすると足元だけぽっくりほっくりしてしまって、辛口エレガントなお洋服とテイストが全然合わない!

で結局著者の言う通りだなあと遠回りして気がつきました。

 

とこんな感じ。

同じファッション分野の方でも、デザイナーさんやスタイリストさんに比べて、いわゆる事務仕事をしている人っぽい視点が多く、提案が生活に根ざしているので、読んでいてなるほどなと思うことが他にもいっぱいありました。

読書感想:毎朝、服に迷わない

 

ちょうど朝の服選びを楽にしたいなあと思っていたので読んでみました。

全体としては、持っていて便利なアイテムの紹介とその選び方や使い方が主になります。

著者は基本は21アイテム持つだけでおしゃれになれるよ!と言うことをおっしゃっており、その21アイテムとはどう言うもので構成されるのか、そして1つ1つについて何をポイントにして選ぶべきなのか、手に入れたらどのように使いまわせば良いのか、といったことをとても具体的に紹介しています。

 

 著者の好みは、あまり色を絞りすぎない、ベーシックだけどどちらかといえばカジュアルよりなテイストのようなので、正直言うと、ミニマルできちんと系が好きな私の好みとは異なります。

また、著者が必須21アイテムとしてあげているものの中には、私が長年どうにか使いこなそうと格闘してきた結果、私の人生には必要ないなと諦めたものもいくつか入っています。

そう言う意味では、私自身は全部そのまま真似ることはできないのですが、これからお洋服を揃える人がそのまま素直に真似したら、服選びはとても楽になるだろうなあと思いました。

たとえば私自身は、どんなにがんばってもボーダーカットソーやジーンズ、パステルカラーでは素敵になれないし、どんなに頑張っても頑張らずに自分より素敵にきこなしている人がわんさかいるアイテムで、それをみては落ち込むと言うことを、もう本当に長いこと繰り返してきたので、これらは私の人生には必要ないと割り切ることにしたのですが、でも使いこなせるなら便利ですもんね。

 

そんなわたしでも取り入れられそうな具体的な提案もたくさんあったので、一部紹介しますね。

ここに紹介したのはほんの一例なので、カジュアルが好きな人だったらもっと沢山取り入れられることがあると思います。

 

 ・白シャツはきちんと着てしまうとただのつまらないお堅い服になる。着崩すか、鮮やかなカラーのスカート、スカーフやおおぶりなピアスなどと合わせる。

 

・ストライプシャツはストライプの幅が狭いものを選ぶ&裾が丸いものを選ぶと出してきても綺麗。カシュクール風にはおりものとしてきたり、カーディガンを腰巻きする感じで使ったりするのも良い。

 

・色の組み合わせに困った時は白ではなく、中間色、つなぎのグレーを取り入れる。

 

・とろみブラウスを活用する。これに関しては自分の気持ちがあがる柄や色を選んでOK。気楽に洗えるポリエステルやレーヨンでよい。半袖は汗染みが気になったり意外と使い勝手が悪い。パーティで使うのもよい。黒のとろみシャツは長袖だと重たくなりすぎるので注意。

 

・赤のベストは意外と使いやすい。(個人的な経験としては、赤は長袖ワンピースなどで取り入れると分量が多すぎて主張が強すぎ、きこなしが難しくなるけど、確かにベストくらいの分量だったら楽そうだなと。)

 

・羽織りものを厳選するなら、グレーのパーカ、ネイビーのノーカラージャケット、派手色のクルーネックカーディガン、Gジャン(パーカとgジャンは使いこなせなかったのですが、派手色カーディガンは本当に便利でした。)

 

・テーパードパンツの着こなしのコツはリクルートっぽくしないこと。とろみ素材のパンツにとろみ素材のトップスを合わせると良い。

 

・ボトムが白なだけで垢抜ける。白のボトムを選ぶ時はピタピタとストレッチがききすぎていないハリのあるものを選ぶこと。

 

・柄を取り入れるならAラインのスカート。形が上品なので派手なものを選んでも上品にまとまる。膝より長いものを選ぶとよい。

・カラフルな柄のスカートは多色であればあるほど合わせられるトップスが増える。なお、柄物スカートは白と黒だけの花柄だとおばさんぽくなりやすいので注意。大胆な柄がよければ中間色を選ぶと使いこなしやすい。

 

・何はともあれ黒のペンシルスカートを。ひざ下丈なら夏も生足ではける。テロっとしたものはチープにみえるのでポリウレタンなどが入ったややしっかりめのハリのある素材を。ヒップの形がでない、ヒップからまっすぐ落ちるゆとりのあるものの方が幅広く使いこなせる。

 

・カラーバッグは服屋で買う。こなれた価格&デザインのものが見つかりやすい。金具が安っぽくないものを。

・毎日バッグはスモーキーカラーで角がないものを。角がないと堅苦しくみえない。(なお著者は白のバッグも大プッシュ。これは実際私も使っていて本当に何にでも合わせられて重宝しています。)

 

・最強の中間色グレージュのパンプスは使える。

 

・スニーカーはコンバースの白のハイカットとナイキの黒。コンバースにはインヒールを合わせる。3.5cmまでのインヒールだったらはずれない。

 

・サンダルは黒赤ペタンコがあれば大丈夫

 

・アクセサリーは3点セットで持っていると便利(大きなフープピアス、ネックレス、バングル)

・大きなピアスは高価なネックレスより使える

 

・スカーフで大事なのは淵の色。ここが一番目立つから。これがネイビー、グレーベージュであればどんな服でも合う。

 

・夏はカップ付きのベアトップ、それもグレーが一番。見えても下着感がでず、紐問題もクリアする。露出の大きいワンピースに合わせるなら水着を下着がわりにするのも良い。

 

・イベントにはメタリックを取り入れる。フェスなどでも本気アウトドアになりすぎない。

 

ユニクロが得意なのはボトム

ZARAは華やかなものやとろみ素材、バッグとヒールの靴が良い

・GUで定番を買う。バッグも得意

・GAPは夏のリゾートアイテムやTシャツが得意。

コムサイズムはきちんと系が得意でサイズ展開も豊富

・靴はルタロン、リゾイ、オリエンタルトラフィック

・アクセサリーはアースミュージックエコロジー

・フォーエバー21はスポーツウェアと下着

・タンクトップはプラステが良い。

 

ね、具体的ですよね。個人的には今までなぜか縁のなかったコムサイズムをちょっとチェックしてみたくなりました。

読書感想;あえて選んだせまい家

あえて狭い家に暮らしている方8名の暮らしぶりや工夫を写真付きで紹介している本です。

 

今私が一人で暮らしているサイズのお部屋で、お子さん連れで暮らしをしている方がたくさんいらして(5人家族のご家庭も!)、それでいてすっきり素敵に暮らしているのにはびっくりでした。

 

病を得たら、思った以上に広い部屋を維持管理するコストや手間の負担が大きかったので、体調がもう少し安定したら、もっと狭い部屋に移ろうかなと思っています。

持ち家か賃貸かで、ローンや税金、管理費あるいは家賃、と費用の名目は変わるものの、いずれにしろ部屋が小さい方が毎月かかるコストは断然安いですし、部屋の掃除にかかる時間も広さに比例するんですよね。

 今後も今の病気との付き合いは続くので、住居にかかる手間とコストをどうにか圧縮したいなあと思いながら読みました。

 

ちなみに今回紹介されていた皆さんが小さいお家に暮らす理由は様々ですが、わりと多くの方が挙げられていた利点として、

・部屋のサイズにこだわらないことで、低いコストで利便性の良い土地に住め、生活が楽になった

・管理しなければならない部屋のサイズが小さいから、暮らしが楽になった

ということがありました。

この2つは、闘病生活をしてみて、本当に大事だなと思った点でもあります。

一番体調が悪い時は、ベッドルームから居間経由でキッチンやトイレに行くことさえ面倒で、結局今はベッドもリビングに置いている状態で、ベッドルームは完全な空き部屋。勿体無いったらありません。

思えば祖母も高齢になってからは階段を上るのが大変、家の中の移動だけでくたびれちゃうわと、2階を全く使わず、1階だけでコンパクトに生活をしていました。

他方でそんな祖母が長く独居生活を営めたのは、買い物や病院通いの便が良い都心住まいだったからというのもあると思います。

 お一人様で持病持ちのわたしが目指す方向性はやはり、利便性の高い地域に住む代わりに狭い部屋でコンパクトに暮らすことだなと思いました。

 

この本で紹介されている、狭い部屋で心地よく暮らす具体的なテクニックの中には、リノベーションで間取りや作りを改善し、部屋を効率的に使うといった、すぐには真似できないものもありましたが、それはそれでステキな暮らしぶりが眺められて楽しかったです。

お子さんがいらっしゃる家庭の紹介も多かったので、お子さんがいてもこれだけコンパクトに暮らせるなら、わたしでもできるかもと思わされることもたくさんありました。

 

その中でわたしが個人的に参考に出来そうだなと思ったことはいかのとおり。

・必需品をお気に入りのものにしていくことで、飾るためだけの雑貨が必要なくなる。

・ゴミ箱は分別ごとにはもたない。(無印良品のボックスの中に、ゴムバケツをいれ、その中に缶や瓶をまとめていれて、こまめにマンションの集積場にそのばけつごともっていくというやりかたも紹介されていました。)

・ゴミ箱は蓋をするとスツールになるものを。

・クローゼットの扉をやめカーテンにする。

・狭いから小さい家具を選ぶということはしない。使いやすい大きさの家具の方が何通りにも使えてむしろ便利。

・家具を買い足す前に棚板を増やす。

・調味料や化粧品を、ミニサイズやトラベルサイズのものにする。

・バスタオルは浴室のドアの枠に突っ張り棒を設置し、書類リングと片方が閉じているS字フックを使ってひっかける。こうするとフックごと外れることがない。

・狭い台所でも食洗機を置いている。そのため作業台がなくなっても、ミニサイズの折りたたみ式テーブルを必要な時だけ出すことで対応している。

・妥協せずきちんとこだわって暮らせば、手放す時も高値がつく。

・寝室は敢えての狭小。ベッドだけ置くと割り切ることで、残りのスペースを効率よく使える。

 

といったところ。

今の住まいは作り付けの収納が多く、スペースはむしろ余っているくらいなのですが、この本を読むと、さらに荷物を半分くらいにして、いつでももっと小さな部屋でも暮らせるようにしたいなとモチベーションが上がりました。

そのためにも今年は持ち物の使い切りに勤しみたいと思います。

 

ちなみにこちらの方も紹介されていました。素敵なおうちだなあ。

小さな家のインテリア – 北欧、暮らしの道具店

読書感想:ゆでおき

 

これ読んで良かった!

常備菜を余らせてたり、作るのが面倒になってサボりがちの私が、それでも続けられているのが、ゆで卵や青菜を茹でただけのゆでおき常備菜

なので、どうせ茹でるついでに他にも何か良いのはないかなあということで読みました。

 

盲点だったのが、薄切り肉も茹で置きできるということ。茹でれば余計な油分が落ちてヘルシーになるのは豚しゃぶサラダなどでわかっていたのに、シンプルに茹で置きしとけば良いというのに気付いてませんでした。

茹で置きで、3.4日持つならありがたいですよね。

しっかりした料理をする気はおきない時って、タンパク質が不足しがちになるのですが、茹でるだけなら私もできますし、それを利用すれば手抜きしつつ栄養バランスも取れますね。

塊肉を茹でても、後で切るのが面倒で放置したことがあったので、いわゆる茹で豚や煮豚は敷居を高く感じてしまう私も、薄切り肉だったらしゃぶしゃぶの要領でやればさっとすむからできそうです。

なお薄切り肉を茹で置きするときも、茹で豚を作る要領でネギの緑の部分や生姜をいれる、とか、湯をグラグラ沸騰させないなどのアドバイスがあって親切できた。

 

中途半端に余った人参、私はカットしてそのまま冷凍してたのですが、これも水から茹でて、沸騰してから3分ほど茹でて茹でおきにすれば良いというのも目からウロコでした。

そうすればあとはツナと粒マスタードとあえたり、胡麻和えにしたりできるとか。

 

きちんと焼くのが面倒であまり食べないナスも、レンチンするだけでよく、あとは納豆などと和えれば良いのなら食べられそう。

 

あと保存方法として、水気対策にキッチンペーパーを使うやり方が出ていて、それもやってなかったので勉強になりました。

この本はどんなものをどう茹でたら良いのか、わかりやすく整理してくれた上、茹でおきを使ったメニューの提案もあり、そのレシピも私でも出来そうなシンプルなものが多かったのもよかったです。

 

私はインゲンはただ添えるだけのことが多かったのですが、ツナとソテーしても良いのですね。

 

ここにあげたのはほんの一例ですが、こういった内容が盛りだくさんでで、読んで良かったです。

 

読書感想:考えない片づけ

 

こちらを読みました。

そうなんですよね。

疲れていると考えるのがまず無理なんですよね…って事で。

でも読んでて気がついたのですが、私そこまで片付けでは問題がないみたいなのです。物が少ないのと、見せない収納に徹しているので。

あとルンバを導入したことで床に物がゼロになったのも大きいと思います。

でもなんとなく雑然として見えている気はするのですが、それはこの本に書かれている事とは別の対策が必要そうです。

とはいえなるほどなと思ったこともありました。

例えば

・領収書はA5サイズの蛇腹ファイルがサイズ的に丁度良い。

・調理に使うものは調理台の側に。

・手の届かない吊り戸棚には、持ち手付きのストッカーを。(私は持ち手付きのショッパーを利用しているけど、いらない箱にビニールテープなどで持ち手をつけても良いかも?)

スマホで写真を撮ると、何が見た目にうるさいのかがわかりやすい

・タッパーを掃除用のブラシ入れにいれる

など。

物が多い人には参考になることが多いのではないかなと思いました。

イラストもわかりやすくて可愛かったです。

 

 

 

 

読書感想:「日々、センスを磨く暮らし方」

 

インテリアコーディネーターからアートアドバイザーに転身し、アートでおもてなしをテーマに自宅サロンを開催している方のライフスタイル本です。

衣食住、ではなく住食衣の順番で、いろんな工夫が綴られています。

 

私が気になったことは

住について

・人を老けさせないのは変化できる家

・何年も同じしつらいだと空気が淀む

・断捨離よりも簡単な変なものを減らす改善(趣味に合わないもの、賞味期限が過ぎたもの、妥協して買ったものなどを減らす)

・お重をお菓子や薬の収納に

・住まいを洗練させる引きの視点。家全体は難しくても、いくつかのコーナーからの視点からスタート。小さいものを飾るより、大きいものを飾った方が決まる。(これ、安野モヨコさんも著書で行っていました。自宅を撮影に来たカメラマンさんが、細々したものをどかして、ドーンとアクセントを置いていて、それだけで見え方が変わったとかそんな話だったような…?)

・トレイを使って小さいものを大きく飾る。

・洋服はグローバルスタンダードで(日本の価値観だけで選ぶと歪む。海外の空港で浮かない格好を意識する。)

・理想はいつも同じ格好をしている印象を与えること

・ピアスは必ず毎日つける(年齢肌のくすみ解消に)

・香り選びは、どう生きていたいのかの表現

 

といったことかな。

その他アートアドバイザーということで、暮らしへのアートの取り入れ方の提案がいくつもありました。

ギャラリーの案内などもあって、敷居が高いと思っていたアートを、普通の人がどう取り入れるかを教えてくれます。

アーティストの作品を取り入れたい人もだけれど、自分で何か作品を作る人のその作品の飾り方などの参考になるかもしれないなと思いました。

 

読書感想:フランス人は10着しか服を持たない2

 

流行った「フランス人は10着しか服を持たない」の第2冊目。

こちらのサブタイトルは「今の家でもっとシックに暮らす方法」です。

フランス帰りの著者が、カリフォルニアでシックに暮らすために考えた様々なアイディアが詰まっています。

著者のブログタイトル「Daily Connoisserur」(暮らしの達人)のコンセプトの由来がアガサクリスティーの「謎のクウィン氏」からというのが面白い。

他に気になったキーワードが「bien das sa peau」(直訳すると「自分の肌色に満足している」。ひいては「ありのままの自分に満ち足りている」「自分らしくある」という意味出そう。)。

 

Part1のタイトルが「毎日を特別に生きる」でこのコンセプトも素敵だなと思いました。

 

私が参考にできそうだなと思ったことは

・自分だけのお楽しみを朝に仕込む

・お気に入りの飲み物はゆっくり味わう(好きな器で!)

・朝食はきちんと味わう(フランス流に甘いタルティーヌとタルトとヨーグルトと紅茶、みたいなのも素敵だなと)

・午前11時のコーヒーブレイク「イレブンズィズ」(くまのパディントンのお気に入りはマーマレードとバターをたっぷり塗ったトーストなのだとか。)

・いいかげんなランチにしない

・午後にできる気分転換のアイディア(私にできそうなことは午後のお茶と香水を楽しむことかしら)

・テーブルマナーを守って素敵なディナーにする

・夜のボディケアもスケジュールに組み込む

・ご褒美の時間(思いっきり早寝することだったり、お風呂に使ったり、綺麗なパジャマとバスローブを着たり。)

 

著者には娘さんが二人いるとのことで、子育て家庭ならではのことについての記述がとても多くありました。だから家庭持ちの方が読んだらより面白いのかもしれません。