こちらの本を読みました。
70歳を迎えられたとのことでしたが、年相応にマダムになるのでもなく、人目を気にせず個性で突っ走るでもなく、かといってキャリア女性の制服です!みたいなのでもなく。
長く洋服作りをされているおしゃれセンスに、アクアスキュータムというコンサバ寄りのブランドで働いていたというバックボーンとが混ざった、とても素敵なおしゃれっぷりを拝見させていただきました。
ファッション関係はやっぱりお写真が多い方がみていて楽しいですね。
参考にしたいな、と思ったのはこんなこと
- 制服を決める。白シャツを取り入れる。
- ジャケットをカーディガンのようにオンにもオフにも気軽に取り入れる。
- リトルブラックドレス探しのコツはは「とりあえず用がなくてもみてみること」ハイブランドのセールやヴィンテージで素敵なものを入手されていた。定価では買えないようなハイブランドももっとまめにのぞいてみておくのも勉強になるし、良いのかも?
- 夏のアジアンリゾートスタイル。旅先では街中ではきないアイテムを積極的に楽しむとのことで、プチプラなども活用して、華やかな色や大きな柄を楽しんでいた。
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こちらで参考になったのは、自分が紺の人か黒のひとか、ベージュの人かを、判断し、クローゼットに一番多い色をベースカラーに定めるということ。
私の場合は圧倒的に黒なのですが、黒の着方では、美しく華やかに着ることを心がけるということ。私にとって黒は守りの色だったので、この「華やかに」が心に響きました。
また、ベースカラーが決まったら、次は色の組み合わせを楽しむことを提案されていましたが、黒に関しては「少量の」色を足す、と書かれていたのも印象的でした。確かにぶつける色の分量が多いと、黒ってバランスが取りにくいのですよね。なんとなくは感じていたのですが、言葉にされるとスッキリします。
パーソナルカラーでは黒はブルーベース、特に冬の色とされ、ブルーベース向きの金具の色はシルバーだとされることが多いのですが、こちらは黒にゴールドを合わせることを提唱していて、ベースカラーが黒白ゴールドの私にとっては心強かったです。
さらに黒白は一番モダンに見える、白のレフ板効果も期待できると行ったようなことも書かれていたことも、「黒白ゴールド」ベースの私にとっては、間違ってなかったんだなという安心材料に。
最近メイクが無難になっていた中で、黒の人の口紅は赤!という提案をみて、久しぶりに赤いリップをつけたくなったりも。
あと黒白ゴールド派の私ですが、それでも春は黒が重く見えて黒を紺に変えていたのですが、「ミラノでは春の訪れとともにウィンドーの服が一斉に紺に変わる」と書かれていて、これまた膝を打ちました。
(とはいえ、紺はやっぱり似合わないので、春先のベースの問題は来年に持ち越されるわけですが…)
個人的には2冊のうちどちらかを選べと言われたら、バラ色の人生の方が写真も多くて面白かったのですが、 読んでしばらくたって感想を書いてみると、意外とおしゃれ図鑑の方も参考になっていたのだなという感じです。面白いですね。