「わたし史上最高のおしゃれになる!」を読んで気になった点について、自分のワードローブに置き換えて、おしゃれの見直しをしてみようと思います。
まず最初に一番問題を感じたのは第1章の「わたし」を決める、でした。
どんな自分になりたいのか、自分に迷いが生じてるから、おしゃれがピンとこなくなっていたんだなと思ったからです。
この本では、まずは、1なりたいキャラクターを設定し、2そのキャラクターが輝くシーンを設定するところからスタートします。
なので、まずはわたしもそこからスタートしようと思います。
ではまずは1のなりたいキャラクターの設定から。
まずは動かせない設定。それはR40のおかための企業の一社員ということ。と言ってあまりにバサバサしすぎては御局様として煙たく扱われるし、かと言って過剰に派手でも後ろ指刺されます。若い人と同じようなカジュアルスタイルでいるのもだんだん居心地が悪くなってきました。ダイエット中で太めなので、細〜い華奢な人が似合うようなスタイルは到底無理です。
その上で、なりたいキャラクターの設定。「なれるキャラクター」を設定しようとすると、どうにも手詰まりになってしまう(設定しようとした途端「そんなの無理!不遜!身の程知らず!」という自分の声が聞こえてしまうのです…)ので、ここは単純に私が素敵だな、と思う女性がどんななのかを探ってみることにしました。それはこんな感じ。
・可愛くて若く見えるというよりは、エレガントで大人っぽい。
・颯爽としているが、無理してサバサバしている感じも肩で風切る感じもなく、程よく控えめである。
・場にあった、きちんとした格好をしていて、安っぽくない。
・きちんとした服装をしてはいるが、服の汚れなどを過剰に気にすることなく仕事に専念できているし、子供に汚い手で触られても許せる余裕がある。
・装飾性の強いものは身につけていないのに、そこはかとなく女っぽい。
・白シャツやストレートパンツ、膝丈タイトスカートと言った手堅いファッションを、単なる事務服ではなくおしゃれ服としてきこなしている。
・ハイヒールのヒールが逆ハの字にならず(←O脚の人とか結構傾いていたりしません?)、垂直に立っていて、ハイヒールでも走れる。
・靴のトウとヒールがいつも綺麗。
・マニッシュな格好をエレガントに、女っぽい格好をシャープに着こなせている。
・仕事では奇抜な色は一切使わないけれど、たまに着るオフ服は印象がガラッと変わる。
・カジュアル&スニーカーでも野暮なおばさんにならない。(私にはこれが一番難しい。→今のところ必要性も低いからまずはカジュアルは置いておく方が無難だな。)
・「やりすぎ」「決めすぎ」がない。(高すぎるハイヒールとか、気合入りすぎたファッションとか、いかにもなアイコンバッグとか。)
…「〇〇ではない」という表現ばかりが浮かんで「こうだ!」というのが少ないあたりに、否定的な人間性やビジョンのなさが垣間みえて、落ち込みます。こんなんだとイメージがはっきりしないので、もうちょっと具体的に素敵だなと思う有名人も一応上げておくことにしました。
・稲葉賀惠さん
・井川遥さん
・アマル・クルーニーさん
・キャサリン妃さん
・三尋木奈保さん(Oggiのエディターさん)
・カリーヌ・ロワトフェルドさん
・エマニュエル・アルトさん
・ヴィクトリア・ベッカムさん(彼女のファッション、いっつもすごく素敵!)
そういえば、Domaniで活躍してらしたモデルのナナさん(最近お見かけしないのが残念)が着ていたコーデも好みのものが多かったなあと思い出しました。
こうやって書いてみると、ロングヘアで女らしさを打ち出しつつも、スッキリとしたラインの洋服を着ている方が多い気がしますし。みなさん「可愛い」「ふんわり」「男ウケ」よりも「ゴージャス」「美しい」「格好いい」「シャープ」「ベーシックが基礎にある」「流行を知りつつも本人に似合うものをよく知っている」と言った印象の人が多いことに気がつきます。
年も年だしそろそろショートヘアにしないとまずいかな、流行はボブだし、なんて思ってましたが、ファッションはともかく、まず髪型はまだロングでも良いかなと、この時点で思い直しました。
前にファッションに迷走していた頃は、ちょうど「男ウケ」「婚活」なんかを意識した時期でした。似合いもしない可愛い系のワンピースに手を出したりして。でも楽しくもなんともなかった。そりゃそうですよね。自分の好みの女性像をこうやって考えて見たら、そういうタイプじゃなかったんですもん。
なれるかどうかは別として、素敵だなと思う女性が着てそうなファッションかどうか、を選抜基準にするのは一つ良い手だなと改めて思いました。
次に2そのキャラクターが輝くシーン設定です。
これも正直私には難しかった!
まあだからこそ見直しが必要なわけですが。というのも、お仕事に迷いが生じている今の私には、職場で主役になってやる!とまでの思いはなく、他方で、仕事と家の往復で精一杯な私には職場以外で他者の目を気にする必要はなく。(…とここまで書いてて気がつきましたが、他者の目はなくとも何より自分の目がある以上、家でのファッションのレベルアップも必要かもしれませんね)。
他に行くとすれば、今のところ健康のためにジムに行くくらいですが、ジムウェアはデブになって以来、まともにおしゃれなものも買えない状態という…。
という訳で、身の丈に合わせた設定だと、どうにも気分が乗らない(だからこそファッションが停滞してたんでしょう)ので、ここは一つ、元気になって綺麗になったら、どんなところでどうしてたいか、という要素も加味して考えることにし、また、シーンも1つに絞らないことにしました。
シーンを1つに絞るというのは、多分最初のワードローブ構築にはそれが一番だからだと思うのですが、一通りのワードローブが揃った上だったら、もう少し増やしても良さそうだとも思ったんです。(実際著者も少しずつシーンを増やしていきましょう的なことも書いています。)
また「『自分』が輝けるシーン」と考えてしまうと、キャラクター設定同様、そんなの無理!ありえない!っていう自己否定が聞こえてきてしまうので、そうではなく、自分がいるべき場所、行きたい場所にふさわしい格好をするための設定だと考えて、そのいるべき場所、行きたい場所をあげよう、と方針を(勝手に)転換しました。
それがこんな感じ。
・職場。
どんなに停滞していてもやっぱり仕事は仕事。仕事している時間が一番長い以上は、やっぱりそこをおろそかにしてはいけないなと。ここでは出過ぎず黒子に徹する&年齢にふさわしいきちんと感があるファッションを目指そうと思います。そう考えると今の私にはスーツが足りてないなあ。
・ジム
今は無理だし、正直今のジムは高齢者向けなので、ここで輝いてもなんの発展性もないのだけれど、でもやっぱり体を動かすことは好きなので、好きなことをしている時は好きなファッションでいたいと思いました。若い子がするようなカラフルなファッションはちょっと気が引けちゃうけれど、大人ぽくてシックなスポーツウェアも最近はあるので、そっちを目指そうと思います。そのためにもまずはダイエット、ですね。
・ちょっと良いレストランやちょっと良いホテルでの食事の席
食べ歩きが好きなので、もう少し元気になったら、パンやスイーツだけでなく、ちゃんとした食事にも行きたいと思います。その際気になるのが洋服。スノッブな席でカジュアルな格好をしちゃうと、どうしてもそわそわしちゃうんです。なので、そういう席でも堂々としていられるファッションを整えておいても良いのかな、と思いました。
・部屋
これを書いてて、慌てて追加したのがこの項目。一応部屋着のレベルは、そのまま外に出ても恥ずかしくない程度にはレベルアップさせているのですが、今後はもっと気をつけても良いかもしれないので。
キャラクターやシーンを設定すると、自ずと必要なアイテムやファッションの方向性が見えてきますね。
これを書いていて、そういえば、こんなことを考えていたなあということを今更ながらに思い出したり。
日々の生活に必死になっていると、理想像を考える余裕がなくなるので、定期的にこうやってカツを入れるのが良さそうです。