良いなと思ったはずなのに、なぜかあまり使わないコスメってあります。
そういうのって、たまに使って、「意外と良いな」と思ってもやっぱり使わなくなるのです。
手持ちコスメで1年乗り切ろうということで、そう言った不良在庫化したコスメもなるべく使うようにし、なおかつ使いにくいものに関しては、そのポイントをリストアップするようにしているのですが、ある程度法則が見えてきました。
まず、私の場合、コスメそれ自体の形状ではなく、それが入っている容器の形状が結構大きなポイントになっています。
・単色アイシャドウは1色ずつ開け閉めしなくてはならないので、忙しい朝は使わない。
単色シャドウ単体のパッケージでは使わなかったアイテムも、詰め替えパレットに入れ替えたら活躍度が上がったり、その逆があったりもします。
他方で、細め、小さめのフェイスカラーなどは、詰め替えパレットに何色か入れてしまうと、ブラシでとるとき、隣の色まで削れちゃったりして不便。これまた使わなくなったりします。
使うものはなるべく1つのパレットに入れておいたほうが良いけれど、小さすぎると使いにくい、という訳です。
・パッケージは収納場所とブラシのサイズに合うサイズが適正サイズ。
前述と被りますが、例えばチークブラシのブラシの幅より明らかに小さく狭いチークパウダーは使いにくくて使用頻度が下がります。
チークにはチークの、アイシャドウにはアイシャドウの適正サイズがある訳です。
また、持ち歩きポーチにちょうど良いサイズと、自宅の化粧品収納場所にちょうど良いサイズは異なりますが、例えばポーチには大きすぎるサイズは持ち歩かなくなりますし、逆に収納場所に対してあまりにも小さすぎて行方不明になってしまうものも使わなくなります。収納場所のサイズは人それぞれですが、それぞれのそれにあったサイズが適正サイズなのだと思います。
また買う段階で収納場所が思い浮かばない、あるいは予備のスペースにおくしかないようなコスメは、定位置が定まらないため、使わなくなります。
先に定位置を決めておくことも大事ですし、収納場所に入るだけの量が適正なコスメ量だとも思います。
・四角くないコスメは棚の中であちこち移動して邪魔になり、どんどん使わなくなる。
MACなどは、色展開がとても好みだし、サイズと価格のバランスも良いと思うのですが、あの大きな丸いパッケージだと、洗面所の引き出しにまっすぐ縦に入らず、下手すると引き出しを開けるときに引っかかったりするため、開け閉めが面倒な別の棚に移動させ、結局使用頻度が下がりました。
お気に入りのハイライトがそら豆型な上ぷっくり膨れ気味のシルエットで、どうにもこうにも置き場所が安定せず、使わないままになっていました。最初に入っていた簡易パッケージに移し変えたら、少なくとも幅は一定になったため、置き場所が安定し、結果使用頻度が上がりました。
ポーチの中でも、棚の中でも、あちこち彷徨うような形状だと、探し出すのが面倒で選ばなくなります。
デコラティブでオシャレな形状のコスメはかわいいけれど、他のコスメもしまいにくくなるし、何かと邪魔です。
四角四面できっちり置き場所を決めたい私の場合、粉質云々以前に、四角いパッケージのものを選ぶ必要があるなと思いました。
形が同じであれば同じほど、収納は楽になるので、そういう意味でブランドを揃える利点はあるなと思います。
・鏡はついてなくて良い。あって便利なのはリップのパッケージで唇が映るもの。
自宅で使う分には鏡は一切いりません。
ちょっと出先で鏡を見たいなと思う時も確かにありますが、例えば単色アイシャドウのサイズの鏡があっても不自由です。持ち歩きサイズのアイテムで一番大きなものに1つだけあればそれで十分。そもそもそんなに必要なら鏡は別に持てば済むことです。
また各アイテムについていたら重くなりすぎて不便。というわけで原則はいりません。
ただ、あえていうなら、ささっとリップクリームがわりにリップをつけなおしたい時、リップのパッケージに鏡がついているのは便利だったかも。
・パッケージのデザインも意外と大事。
この時代、プチプラだって質は十分に良いです。ただデパコスプチプラ問わず、パッケージのテイストが自分の好みと合わないと、使っていてもときめかないというか、上がる気分がありません。気分が上がるというのも、お化粧の大事な要素。それがないとただの義務になってしまいます。だからこそパッケージが好みのブランドを選ぶのが大事だと思いました。
私の場合、カラフルだったり柄が色々ある限定パッケージとかよりも、シンプルでスッキリしたアイテムの方が手が伸びます。
結局使うコスメって、メイクをするところ全部を収納場所にしたところで、一番すぐに使いやすい棚に入っているものばかり。
そこにしまいやすい形状で、そこに入る分量だけのコスメで十分な気がします。
・開けにくい蓋のものは使わない。
どんなに色がよかろうと、開けにくい蓋のものは忙しい朝は使えません。一週間のうち5日使わなかったら出番はほとんどありません。
・色物はパウダー形状、その中でもプレストパウダー形状のものが使いやすい。
例えばアイシャドウ。アイクレヨンタイプなら手が汚れなくて使いやすいかと思いきや、結局塗った後にぼかしの1ステップが加わるため、よっぽどぼかし不要の色でない限りは逆に面倒です。
チークやシェーディングもクリームタイプだと下のベースを寄れさせないよう気を使ったりするので、パウダーを大きめブラシでささっとつける方が断然楽です。
また、ミネラルコスメに多いルースパウダー状、別にブラシづけする分には対して差はなくない?と思ったのですが、蓋の開け閉めに若干気を使います。またブラシに粉が取れすぎじゃう傾向があるため、量の調整に時間がかかります。
そのためこれまた忙しい朝には手が伸びません。使用頻度が下がります。
・ファンデーションだけはパウダーよりリキッドやクリームの方が良い。
チークなどと違って塗る範囲が広いせいか、カバー力を求めるせいか、ファンデーションだけはパウダータイプより、リキッドやクリームの方が良いです。
パウダーの方が粉が浮いて白浮きっぽく見えやすいせいもあるかもしれません。
・ベースメイクは、下地+コントロールカラー+ファンデーション+コンシーラーは、ブラシ付けのリキッドかクリームファンデのみでOK。
肌色が標準と外れている私の場合、色展開が少ないコンシーラーは肌に馴染ませると隠す効果がなくなり、粗を隠すくらいしっかりつけると今度は色むらが目立ちます。
不器用だからこそ、あれこれ重ねるとよれちゃって逆に仕上がりが悪いです。
あれこれ買い込めば買い込むほど、1つずつの使用量がへり、消費期限内に使いきれません。
だったら、多少高くても1つで綺麗に仕上がるファンデーションをちゃんと選んでそれだけ使うのが私の場合はベストです。
・チャレンジ色は結局チャレンジ色。顔にない色はどんなに良い色でも結局使わない。
使う頻度をよく考えてみると、チャレンジ色は平日はまず使わず、休日も毎回チャレンジしたいわけではないので、結局使っても月1、2回。1年で10回あるかないか。
そのことを考えて買う必要があると思いました。
ラグーン、ターコイズ、アイスブルー、ラベンダーなどのアイシャドウやアイライナーってすごく惹かれるのですが、全く使えてませんもの。